それでは後半いってみましょう。

第6試合タッグマッチ30分1本勝負
〇丸藤正道、新崎人生(10分10秒、完璧首固め)●望月成晃、シュン・スカイウォーカー
ドラゴンゲートの選手はサムライTVでは観られず、GAORA TV独占契約なのでとても新鮮です。シュン・スカイウォーカーは若手の大会で優勝したんですよね。大技連発でアピール出来たんじゃないかな。望月成晃は久しぶりだな~。みんな上手くクロスしていたけど丸藤が望月に決めた完璧首固めは正直えー!って感じですな。もうちょっと新鮮な絡みが観たかったな~。売り出し中のシュン・スカイウォーカーに黒星をつけさせるわけにはいかないし、難しいマッチメイクだったかも??

第7試合6人タッグマッチ30分1本勝負
〇秋山準、太陽ケア、大森隆男(12分32秒、リストクラッチ式エクスプロイダー→片エビ固め)永田裕志、小島聡、●西村修
小島と秋山って初対決だったんですね。こういうのもすごく楽しみな大会でも有りました。お互い意地の張り合い、小島のいっちゃうぞバカヤローエルボーを阻止したり、あいつには技をかけさせんなんて秋山、そんなに嫌かね?(笑)試合後のインタビューで秋山は「新日本プロレスには絶対負けられないから」ってことで納得しました。全9試合中、唯一と言っていい「対抗戦」の雰囲気が良かったな!
秋山が西村をフォールするのは順当でした。新日本と全日本、今は団体の方向性が全く違うのでこのような大会はホント貴重、乱発はよくないけどたまに観たくなる気分となります。

セミファイナル タッグマッチ60分1本勝負
〇ミル・マスカラス、ドス・カラス(11分06秒、ダイビングボディプレス→体固め)カズハヤシ、●NOSAWA論外
年を重ねるならドスカラスのような体力が理想ですかね。
マスカラス兄弟を観るのって意外と初めてかもしれません。WING主宰のスカイ・ハイ・アゲインは仕事で行けなかったんだよな。
相手はカズ・ハヤシとNOSAWA論外です。

マスカラス76歳!ドスカラス67歳!お爺ちゃん相手のプロレスは大変です、でもちゃんと判っているカズと論外、偉いよ。
マスカラスのフライング・クロス・チョップが炸裂する瞬間です!!

最後はよくマスカラスはトップロープに上りましたね。ドスカラスのフォローは有りましたが、マスカラスの必殺技ダイビング・ボディ・アタック炸裂で論外からカウント3!当人じゃないのにヒヤヒヤ心配でしたが、それはこちらが勝手に思っただけで、マスカラス兄弟、しっかりと試合を作りましたね!
マスクマンのレジェンド、観られるだけで貴重です!。対戦相手のカズと論外のムーヴ、ちゃんと判っているところがプロレスの良さでもあります。良かったな~!
メインイベントタッグマッチ60分1本勝負
〇宮原健斗、関本大介(24分24秒、シャットダウンスープレックスホールド)棚橋弘至、●ヨシタツ

夢の対決でしたね。新日本プロレスの棚橋は全日本プロレスの三冠王者・宮原、大日本プロレスのBJW世界ストロング・ヘビー級ほか四冠王の関本とは初対決、入場ではこれでもか!と言うほどナルシストの宮原がベルトを誇示しておりました。前IWGPヘビー級王者の棚橋も存在感という格が有りますな。

試合はそれぞれ個性を出したと思います。メインに相応しく大技連発、棚橋は馬場を意識してのランニング・ネックブリーカー・ドロップを披露、関本の棚橋のバックを掴んだ宮原ごとぶん投げる眉山が出るとは思わなかったな!宮原は若い頃の棚橋のようだ。

そして唯一20分を超える試合は宮原がヨシタツをシャットダウンスープレックスホールドで激勝!本大会をしかっりと〆ましたね。

〆の〆は宮原が棚橋を指名して、宮原のアジテーションの後に棚橋の決めセリフ「愛してま~す!」、勝ってこういう雰囲気に持って行けるのは宮原は適役、全日本プロは諏訪魔ではなくアピールが上手い宮原を選んで正解ですね。

いつかシングルでお願いします。棚橋は40を超えてますからね。時間は限られてきます。宮原は若さ爆発29歳!羨ましいね(笑)宮原を軸として他団体との交流戦はきっと上手くいくに違いない。


最後は4人で大団円をアピール!

プロレスはハッピーな気分となって帰るのが一番、お客さんを満足させる試合をこの4人は出来ましたね。このような団体のトップレベルの交流はひと昔前のように乱発すると有難みが薄くなるので、年レベルの開催が良いですね。また対戦する日が来るまでみんな元気でその団体での活躍を望みます!