ジョージ秋山著 / デロリンマン1970黒船編
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購入価格 1Book ¥3,456
備 考 オリジナル1970年週刊少年ジャンプ掲載、2001年版収録、ジョージ秋山インタビュー付、初単行本化

ギャグ漫画のデロリンマンですがこの黒船編は時おりギャグっぽいところがあるものの全編ハードSFタッチな描写でシリアス路線にシフト・チェンジしております。
黒船に乗ったぺリル星人という地球外生命体が突然来て自分の正義を押し通して地球を征服してしまう彼らにデロリンマンが和平交渉に臨むのだが...。
デロリンマンの後に作品化されたロボット「ザ・ムーン」のプロトタイプも出て来て興味深いですね。ラストはダークな気分となってしまいますよ...。
この本の巻末にジョージ秋山先生の最新インタビューが掲載されておりますが、47年前のこの黒船編をあまり憶えていないらしい(苦笑)
ネタが無いから思いつきで描いたとか、当時の作者も編集者もいい加減だったからな~と当時はテキトー?に作っていたことを自ら暴露するところはある意味衝撃でしたね(笑)
またボーナストラックみたいな感じで平成版デロリンマンが3話完全版で掲載されておりますが掲載雑誌の休刊で中途半端な終わり方でジョージ秋山先生、この終わり方にインタビュアーで当時の編集者の山田隆幸氏に文句を言うところも面白い!これ以上話すとウソばっかりついちゃうそうだしねとインタビューも先生自身で一方的に打ち切りしちゃってますから(笑)

ぺリル星人が地球征服を企む中、政府と反政府が衝突するシーンに人間同士の争いは無意味だと仲裁に入るデロリンマン、今の世界の争いを予言しているようだね、ジョージ秋山先生、ちゃんと考えているではないか!
