燃えろ!新日本プロレスエクストラ猪木vsアリ伝説の異種格闘技戦
購入場所 日amazon
購入価格 2DVD+1ブックレット+2カード¥1,728
備 考 1976年6月26日 東京・日本武道館 格闘技世界一決定戦 アントニオ猪木vsモハメド・アリ
発 行 集英社



いや~、凄い試合がDVD化されましたね。ソフト化は無理なんじゃないかと思いましたから。
今から38年前の6月26日、日本武道館で行われた格闘技世界一決定戦、アントニオ猪木vsモハメド・アリの異種格闘技戦が2枚組DVDとしてリリースです。しかも¥1,728と激安価格じゃあないですか。
今後、再び総合格闘技がブレイクしてもこの試合を超えるものは一生出てこないでしょう!
正にプロレスとボクシングの競技生命を賭けた危険試合ですから!

DISC1は世紀の一戦プロローグとして、3月25日のニューヨークでの契約調印式、モハメド・アリ来日、モハメド・アリ記者会見、調印式ディナーパーティ、公開計量と断片しか観たことない映像がほぼ完全に観られます。アリの口達者が最高!「ペリカン野郎!」に始まり、終始猪木さんを挑発、逆に猪木さんはその挑発に乗らず落ち着いた対応です。アリのビッグ・マウスに圧倒されず、落ち着いた態度で対応する猪木さん、流石です!
ニューヨークの契約調印式の雰囲気からアリ側は完全にエキシビジョン・マッチな雰囲気がわかりますね。アリ陣営は笑って対応してるし、ちょっとお気楽モード。出来れば後楽園ホールで猪木さんと木村健吾とのスパーリングでビビったと言われた映像が入っていれば良かったけど、それを差し引いてもこの試合前映像は貴重です。
そしてDISC2はその試合がノーカット完全版です!!!両選手の入場から判定が出るまで余すところなく収録。当時、生放送されてラウンド間はCMが入ったと思われますがその間もちゃんとカメラが回っているんですね。
猪木陣営、アリ陣営の緊張感は半端ありません。アリのセコンドもかなり屈強なヤツラ多いですが、猪木陣営のセコンドも頼もしい、カール・ゴッチを参謀格とし、坂口征二、山本小鉄、星野勘太郎、荒川真、栗栖正伸ら、アリが猪木さんを挑発する時いち早く体を投げ出すのは小鉄さんでした。

そして第1ラウンドからじっくり鑑賞、早くも猪木さんの回し蹴り(実況ではそのように言ってました、後のアリキックですね。)がさく裂、最初はその蹴りを余裕でかわして舌を出しておどけるアリでしたが、段々とヒットしてくるんですね。その度に自分は「お~!」って叫んじゃいましたよ。
そしてイラつきも出始めたアリは第4ラウンド終了後、観客に大きな声で"Inoki girl!""Inoki afraid!"と叫びながら挑発しても猪木さんは常に冷静。そして唯一のビッグ・チャンスである第6ラウンド、アリの足を取ってグラウンドに持ち込んだ時の盛り上がりは半端ありません、自分も思わず「よし!行け!」って叫んじゃう位です。結局ロープ・ブレイクとなってしまうのですが、その前に猪木さん、エルボーをアリの顔面にヒットさせましたね(笑)
あのアリ陣営の猛烈な抗議を考えるとグラウンドでの打撃は一切禁止だったんでしょうね。(またルールが試合直前まで明確化されていなかったようです。レフェリー、ジャッジも???だったようです。そんなだから観ているファンは一層わからない、ルールが明確化されていないから世界から不評の試合と言われたと東スポの桜井康雄さんが解説されてます、ブックレットも薄いですが読み応えありますよ)あのエルボー攻撃を理由に猪木さんの反則負けにしたかったのでしょうが、アリはよく戦意喪失しなかったですね。
ラウンドを追う毎に猪木さんはアリとの間がわかってきたようでアリキックがことごとくヒットします。完全に猪木さんの距離でしたね、蹴られたアリの左足は紫色に腫れて変色しながらも、最後まで戦い抜いたアリは凄い!さすが世界のスーパースターです。
結局試合はお互い攻めることが出来ずレフェリーのジン・ラベールはドロー、ジャッジ遠山甲は猪木、ジャッジ遠藤幸吉はアリと三者三様のドロー判定です。そして最後はお互いの健闘を称えて抱擁、猪木さん、アリ同様、無事に終わってホッとしたことでしょう。アリ陣営は早く終わらせたかったような感もありますね。逆に猪木さんはちょっと悔しそう??

この試合がガチであることがノーカット映像から伝わってきます。お互い攻められなかった=真剣な勝負ってことですよね!結果わかっているのにこんなに緊張した試合はそうありません!それだけ凄まじい試合だってことです。見どころもいっぱい、「世紀の凡戦」はこの完全版発売で更に見直されるでしょうね。
プロレス・ファンなら絶対に観るべし!
やっぱり総合格闘技よりも異種格闘技戦だよね!格闘技世界一決定戦って響きも素敵です!
追伸
当ブログの常連さんであるPIOさん、情報ありがとうございました!このDVDは家宝となります(笑)

プロレスネタの紹介有難うございます。
発売日も6/26っていうのがニクイですよね!
世の中には、何年も経たないと良さが解らない…伝わらない音楽もありますよね。


僕は当時中一でして、確か昼の試合を夜録画放送したのですが、
ニュースで引き分けと知り、サッカーの結果を先に知ったような気分に
なりました。
あと、アリがピアノで「♪イノキーなんたらー」と挑発していたのが
記憶に残ってますが、収録されてませんでしたね。
しかし、38年ぶりの15ラウンド公開には、感動しました。
猪木アリ戦の検証本2冊オーダーしました。
読んでから改めて見てみます。新鮮な発見がありそうです。
舟橋アナ、古館氏の先輩だけのことあります(笑)

当時、TVの放送、しっかり見ました。猪木が寝転んでて、見ていてちっとも面白くなくて、がっかりしたんです。(後に色々と規制があったと知りました)

僕もプロレスが好きですが、新日本だったら「闘魂三銃士」、全日本だったら「四天王」と平成プロレス世代だから、このDVDは気になりますね。
僕も異種格闘技戦の方が良いですね。ワクワクします。
相手の格闘家が相当の実力者か、とんだくわせ者か。

レポートお疲れ様です。
この試合を今あらためて見てみると、当時とは印象が違いますね。
猪木はもっと寝ていたような印象があったし、アリもそれほどダメージは無かったような気がしていました。
やらせだったという話もありましたが、だったらドル箱スターの足をあれだけ容赦なく蹴らないだろうと思います。試合後は猪木の足もパンパンに腫上がり、指を骨折していたという話もありました。
いろいろな意味で「伝説の異種格闘技戦」という評価は正しいでしょう。

闘いのワンダーランド世代です!w
まさかの発売でしたね。それも、こんな安値で!!
こんなの出ちゃうと、79.8.26も期待しちゃいますわ。
アリがOK出したなら、馬場夫人も...。ぜひ、ぜひ!
ソフト化されるまでコレクション稼業は辞めないアイテムの一つですね(笑)
>世の中には、何年も経たないと良さが解らない…伝わらない音楽もありますよね。
この試合ですが当時はかなり叩かれましたからね。時の経過とともに見直され、今観ると壮絶な試合となっている!なんて不思議な試合なんでしょうかね!?!?
お~、当時の記憶レポートとてもありがたいです。
関西は録画放送だったのですね!結果を知ってはガックリだったことでしょう。
15ラウンドフルでの収録は大事件!世界最高の異種格闘技戦でもあり、今観ても謎の異種格闘技戦でもありますね。
それがこのように簡単に観られる!これは大事件ですよね。
アリのピアノシーンは知りませんでした。まだまだ未オフィシャル化映像は多そうですね。国分小一さんも鑑賞されてからのコメントお待ちしております!

38年前は中1、6月26日は土曜日だったようですね。サッカー部に入りたてで、土曜は一度家に帰って昼食べてからまた学校に行って部活動でしたので昼の部(昼も生中継じゃなかったらしいですよ)は見れなかったはずです。ただ、この一戦すべてに記憶があるので、夜の録画中継を見たようです。 試合内容はよーく覚えてました。アリの関節技に解説者大笑い、猪木のシューズにバンデージ。鮮明に覚えてました。
38年経って、今冷静になってみてみると、当時、世紀の凡戦とか言われていたことが何となくわかった気がします。もちろん猪木を応援していたのですが、あのアリの晩年とは言え、現役時代のパンチを皆見たかったんですね。
自分もこのDVDは家宝になりそうです。 面白かった!
まさかのDVD化で驚いております。15ラウンドフルの映像ソフト化に38年もの月日が必要だったことでしょう。ソフト化されないと思ってましたからね。
>猪木が寝転んでて、見ていてちっとも面白くなくて、がっかりしたんです。
当時はそれが普通の反応だったですよね。やはりルールが明確化、明文化されていないのが要因の一つかな。裏ルールの存在もあったようです。
平成のプロレスは完全決着でしたが、昭和のプロレスはこのようなグレー決着が多かったですね、今観るとこういうのも有りかなって思いますね。今や絶滅した両者リングアウトにリングアウト勝ち、ノーコンテスト、いや~懐かしい。
これは昭和から観ているファンにはもう必修なんです(笑)
DVD化はとても喜ばしいことです。
たくさんのコメントで驚いております(笑)
祝オフィシャルDVD化ですね!
>猪木はもっと寝ていたような印象があったし、アリもそれほどダメージは無かったような気がしていました。猪木はもっと寝ていたような印象があったし、アリもそれほどダメージは無かったような気がしていました。
そうなんです、猪木さんはスタンディングからタックルでアリの懐に入っているシーンとか目から鱗でしたよ。アリが予想以上のダメージにも驚きました。20世紀の謎の試合であることは確かですがそれと同時に20世紀最大のスーパーファイトは間違いないでしょう。
終了後のリングインした関係者、マスコミの人数凄かったですね。
総合格闘技の始祖鳥的試合、結果はわかっていいてもこんなにエキサイトする試合だったことは自分の予想を遥かに超えてましたね、参りました!
いきなりのDVD化で驚きました!生きていて良かったです。
こんな値段で良いの??なんて思ってしまいます。もっとこの試合に関する映像を追加し、画質をデジタル・リマスタリングしてブルーレイ化しても売れるでしょうね。もちろん、当時ゲスト解説だった石坂浩二氏の権利をクリアすれば完璧でしょうね。
>79.8.26
夢のオールスター戦ですね!テレビ朝日ヴァージョン、日本テレビヴァージョン2タイプ完全収録でお願いしたいですね。
新日本サイドは簡単にクリア出来そうですが難攻不落の馬場夫人!これはかなり苦労を強いられるでしょうね。でも生きていれば必ず!です。じっくり待ちましょう!
あと90年2月10日東京ドームでの全日本プロレスが参戦した試合もDVD化してほしいですね!
全て録画中継でしたか!
この試合の2年後、日テレで衛星生中継?されたアリvsレオン・スピンクス戦を思い出しました。15ラウンド判定負け、その後王者復帰しましたが長く続かなかったことから、あの猪木さんのアリキックはアリの選手生命を奪ったと言えるでしょうね。
アリのパンチはたったの5発だけだったそうですが、今観ると猪木さん一瞬のスキがありましたね、危ない危ない。
場内はアリコールが多かったことからアリ目当てのファンが多かったのも意外でした。
これは観れば観るほど味が出る試合だと思います。物凄い刺激が詰まった試合でしたね。2014年最大のDVD化かな(笑)

>>最大のDVD化‥
僕もそう思います。まさかのLET IT BEが無ければですが(笑)
ところで、アリに花束贈呈してたのが、山本ゆか里さんと、モモレンジャーさんだったって、知ってました? 残念ながら顔にぼかしが入ってましたが‥
LET IT BEはオフィシャル化なりますかね??(笑)
なれば確かに事件!今回のように唐突!?
花束贈呈は仰る通り山本由加里さんとモモレンジャーの小牧リサさんでしたね。余計な権利クリア費を抑えるため、あの安さで提供出来たのかと思います。公開調印式ディナーでは完全にぼかし入っていた方、居りましたね!(苦笑)

ええ、猪木さんの物まねなら春一番さんが絶対トップ!ビートたけしのお笑いウルトラクイズでは「1,2,3ダー!」でお馴染みでしたね。
ちょっとどころかかなりお酒が好きだったようで…。お酒を飲んだ翌日、亡くなったそうですね。
猪木さんより先に天国行ってしまって…。
彼の芸は好きだったので近く記事にする予定です。
ご冥福お祈りいたします。

猪木アリ戦検証本2冊、早読みしました。
アリは来日してから早朝3時ころからロードワークしていたのですね。
それを聞きつけたファンが一緒に走っている写真がありました!
エキシビジョンのつもりで来日していても、日ごろの鍛錬は怠らないのですね。
あと、記憶違いかもしれませんが、アリ特番中に伊勢丹襲撃に味を占めた(笑)タイガージェットシンがスタジオ乱入してませんでしたっけ?
週刊ゴング別冊には15ラウンド解説がありますので、じっくりとDVD鑑賞したいと思います。
アリの普段と変わらないロードワーク、流石です!それを一緒に走ったファンって凄いですね。今じゃあ怪しいヤツと見られてきっとダメでしょうね。昔はそれだけ緩くて良い時代だったんだと思います。まさか真剣勝負となるとは思わなかったでしょうね。
>タイガージェットシンがスタジオ乱入してませんでしたっけ?
???それは初耳ですね~。多分、そのようなギミックは猪木さんがダメって言ったかも???(笑)

6/26に本屋に行ったら、さりげなく飾られているではないですか!
粋ですね!
さて、シンのスタジオ乱入、見ました。
モーニングショーだったと思います。
背広姿の猪木さんが 「なんであんな奴呼ぶんだよ!」 と、
ムッとしていました。
アリ戦(76)以前のことだと思います。
(シン ブーム の74〜75年?)
やっぱりタイガー・ジェット・シンは乱入したんですね(笑)
今では出来ないギミック!プロレスは凄い!
本当にさりげなく陳列してますよね。このシリーズ売れ行きNo.1のようです!

っと言うかNETが主導して、いろいろやっていたのではないでしょうか?
それが、 「アフタヌーン・ショーのやらせ事件」 で逮捕者まで出す
結果になった・・・・・・
スタジオ襲撃事件も、シンはすぐに取り押さえられ、その後番組は
淡々と進んだような気がします。
数あるジャンルの中でこんなことやるのってプロレスだけですよね
(笑)それをワイドショー巻き込むところが新日本らしいですよ。
NETが主導したとしても新日本らしさ健在ですね!

テレビ裏方さんに取り押さえられて、いとも簡単に引っ込んでしまう・・・・・
だんだん、笑いが込み上げてきました。
そう言えば、因縁の対決で、シンが猪木の腕を挙げるシーン(有名?)
があったのだけれど、スポーツマンって、そう言うものですかね?
>テレビ裏方さんに取り押さえられて、いとも簡単に引っ込んでしまう・・・・
これぞプロレスです!プロレスのギミックが一番面白いですよね。
>シンが猪木の腕を挙げるシーン(有名?)
猪木30周年の試合ですかね??お互い信頼感はあると思いますよ~。

タイガー=ジェット・シン選手はそういう紳士な面を時おり出しますね。
元々レスリング選手でもありますし、クリーン・ファイトも得意なはずです。
でも子供心にロープブレイクに応じるシンは不気味でしたね。わかっていても、ペース乱されますよ(笑)