DVD 最も危険な遊戯(1978年東映セントラル)
購入場所 日amazon
購入価格 1DVD¥2,301 (定価¥2,800)
備 考 1978年4月8日公開
監 督 村川透
脚 本 永原秀一
撮 影 仙元誠三
音 楽 大野雄二
出 演 松田優作、田坂圭子、内田朝雄、名和宏、片桐竜次、苅谷俊介、大前均、阿藤海、草野大悟、山西道広、見明凡太朗、石橋蓮司、柴田恭兵、榎木兵衛、内田裕也(ノンクレジット)、岡本麗、荒木一郎


無事、帰京しました。明日からまた現実に戻って頑張ります!
神戸遠征中に届いたDVDです。松田優作「遊戯」シリーズが東映ビデオの東映ザ・定番シリーズとして廉価盤で再発されました。
優作の出演作で最高作は「蘇る金狼」とか「野獣死すべし」とかって聞きますが個人的にはテレビなら「大都会PARTⅡ」、映画ならこの「最も危険な遊戯」ですかね。スタッフ、キャストは大都会メンバーだし、タフでハードな優作のは反対にコミカル的な要素もいっぱい入って、とても楽しめます。
低予算の制作費ながら大ヒットしたそうですね。優作さん出演の過去の作品「太陽にほえろ!」「大都会PARTⅡ」そしてこのコミカルさは後の「探偵物語」、屈強なハードボイルドな姿は「蘇る金狼」へと言う感じで優作さんの全てがこの映画に詰まっていると言っても過言じゃあないですね。
コミカルな演技はとても面白いですね。オープニングの石橋蓮司、柴田恭兵、榎木兵衛、内田裕也との麻雀大会とか(強烈メンバー)とかエンディングで女を追いかけるシーンとかの情けないシーンが逆に良いんですね。
そして俳優陣も強力、城西署の刑事役の苅谷俊介は弁慶に見えてしまうし(鼻だけマスクが笑えます)、阿藤海に大前均はどうしても刑事には見えない、またこれまた渋い演技でボソボソ声で映画館で観た時はセリフが聞き取れない荒木一郎も良いね、ハッキリしないところが良いんです!
荒木が撃たれる時のスローモーションは素晴らしい仙元カメラですな!
また一発録りで失敗が許されない、草野大悟の襖両手突き出し絶命の演技は後の「蘇る金狼」での怪しい秘密興信所・石井役の岸田森のローリング障子破り絶命に通じるものがございます。こういう細かいこだわりがあるのが村川演出の醍醐味の一つです。
突っ込みシーンやなんでこういう展開?という説明不足もありますが、ハードボイルド映画としてかなりレベル高いのではないでしょうか。昔のスタッフ、俳優さんの気合がこの映画には詰まってますね!大野雄二の音楽も素晴らしい(人間の証明のテーマも使われてますね)
それにしても、この作品しか出演していないと思われる田坂圭子さんの詳細が全く不明、当時新人ながら惜しみもなく自分の裸を披露してかなりセリフは棒読みでしょっぱいんだけど、気合入っている女優さんだけにこれだけで終わって?とても残念ですな。
優作さんの鳴海昌平は時にはジーパンでもありトクでもあり、工藤俊作でもあり、そして朝倉哲也でもあるそんなおいしいところが詰まった映画、未見な方は是非!!
ストーリー紹介しちゃう?画像数多すぎてダメかも??(笑)

そうですね!低予算ながらここまでハードボイルドに仕上げ、なおかつコミカルなシーン満載と久々に観て楽しかったですね。殺人遊戯では阿藤海は舎弟役ですし、これまたコミカルです。処刑遊戯の超ハードボイルドもたまりません。
最も危険な遊戯では、荒木一郎の悪徳デカぶりが鳴海と相反して面白い存在でしたね。何言っているかわからないところも素晴らしい(笑)
大都会PARTⅡ好きなら断然、最も危険な遊戯が一番でしょうね!

最も危険な遊戯以外で田坂圭子を観たのは初めてです。その他のB級感たっぷりのアイドルも最高ですね(笑)
オフィシャル化は200%無理!ですから。これはB級文化遺産でございます(笑)
田坂圭子さん、プロポーションも良かっただけにもうちょっと運が良ければ烏丸せつこになれたかも??