大都会PARTⅡ 第32話 刑事黒岩の命

オリジナル1977年11月8日放送
監督　　山崎大助
脚本　　山田正弘
撮影　　金宇満司（J.S.C）
ゲスト　曽根晴美

お待たせしました！大都会PARTⅡストーリー紹介第23回目でございます。
全51話中23話を紹介ですか、我ながらよく続いてますな（笑）

今回は最近、コメントを頂いているリフリンさんのリクエストで第32話「刑事（デカ）黒岩の命」をお送りいたします。

1977年の代々木駅前からですね。





とある薬の仲介人が城西ゼミナールの予備校生に声をかける。「アタマ、スッキリするの使わない？？」

城西署から追われている薬の売人、通称ヒッピーから受け取った薬を打つと・・・、粗悪な覚せい剤で予備校生はショック死してしまう。これで3人目の犠牲者に。

その後今度はヒッピーが中毒死してしまう。

ヒッピーの持っていた杖から薬と何か暗号の書かれた紙を発見、丸さんが「木場に3時」と薬の取引を解読した。

早速、木場で取引する暴力団

城西署捜査課、必殺の変装捜査！でも弁慶さん、「城北署の弁慶じゃ～！」と酔っ払いのふりはバレますって！（笑）

トクは見張りを蹴散らし

一斉逮捕です。あの～、ズボンの股、破れてますよ～～～（笑）

しかし、リーダー格の大貫（曽根晴美）は逃亡、街中を追いかけるクロさん、大貫を見つけたが！

子供を人質に取って、「はじき、捨ててもらおうか」
クロさん、行き詰った時に

車で来た大貫の手下に殴られ・・・

気を失い、拉致されてしまった。

クロさんの行方がわからなくなり、心配な捜査課一同。そんな時に新しい捜査課長が着任した。
前で寝転んで挨拶に対応しないのはトクです。新捜査課長の挨拶に「あっそう、徳吉だ、ヨロシク！」

城西署捜査課課長・山元清里役は滝田裕介さん、数々の映画、テレビに出演の他声優としても活躍、ロイ・シャイダーは彼の吹き替えです。現在82歳です。

「署のみんなは家族同然だ」という山元課長の挨拶にきな臭さを感じるトク、勤務中ですがサントリー・オールドのストレートを飲んでます（笑）

クロさんは家畜配合飼料工場に置いてある貨物車の中に監禁される。

捜査課にタレこみの電話が来た

それは大貫からの電話だった、「押収した薬とデカの交換に応じろ」

トク以外はクロさんを捜索することに。トクは「その要求には当然応じるんですよね」と課長に詰め寄るが、課長「過去の警察がそのような取引に応じたことはない！」と突っぱねると言うか及び腰です。

トクの恐い顔その1「デカ長、殺す気ですか！？！？」


トクの恐い顔その2、今では「不適切」なシーンなんでしょうね。
口を割らない逮捕した取引先の暴力団員をロシアン・ルーレット！で取引先相手の名前を自供させるトク！
やはり城西署の暴力デカですな。しかし本当に取引先相手を知らない暴力団員、あまりにもの恐さで失禁してしまいます。

トク「ダメだこりゃ！」

そして大貫からの連絡を待つしかない捜査課に電話が、大貫か？緊張が走る！
弁慶が出るも「ハイ、この次必ず」

電話は弁慶の行きつけ？の飲み屋からのツケの催促の電話であった（笑）
余計なシーンで笑ってしまいました。神も坊さんも呆れ顔、丸さんは「幸っちゃん、お茶～」、トクは弁慶を頭を叩きます（笑）
余計だけど、面白い！

城西署署長に押収した薬とクロさんの交換を要望したが、規則でダメ。

トク、またしても「あんたそれでも捜査課の課長か！ここは幼稚園じゃないんだぞ！」と激高！
「まあまあトクさん」と丸さんになだめられる。丸さんはトクのこと「トクさん」なんですね。最高学府を出ているトク、役職？はトクの方が上なんでしょうかね。
しかし

山元課長は「会議の席からそのまま帰ることも出来た」と大失言！捜査課の空気が一気に豹変！



みな冷たい視線を課長に投げかけます。

その冷たい視線に課長は「自分の責任で取引に応じる」と皆に約束する。

大貫から2回目の電話、「今、デカの声聞かせてやる」

しかし、あえて無言のクロさん・・・

クロさん、リンチ状態に・・・、城西署は取引に応じることになる。

大貫「中目黒駅先頭に薬をお茶酌みの姉ちゃんに持って来させろ」

東横線中目黒駅白昼ロケ！これも凄いですね。

中央のカバンを持っているのが幸っちゃんです。怪しい男が近づいたと思いきやそのままスルー。

ちょっとした油断であの予備校生に売人を仲介したあの男が、奪って横浜方面の東横線に乗車してしまった！クロさん戻らず、薬は取り返されると踏んだり蹴ったり状態に・・・。

押収された薬を取り戻した大貫、何もかも見すぎたなと、なんとクロさんを

電気のスパークする火花でクロさんの目を焼く暴挙に！「やめろ！」

解放されたクロさん、なんとか渋谷病院にたどり着き今日子に発見される

「網膜がかなり焼かれている」と宗方先生、一週間の安静です。先生は今日子に絶対に目を離すなよ！

丸さんがクロさんから聞き取り調査。「移動は車で30分」「ジェット機の音」「家畜飼料」
課長は取引には応じなかったと嘘をつく。課長、丸さん、坊さんが帰った後

トクが見舞いに来ます。目は見えなくても心は見えるクロさん「トクか？」

「トク、お前、俺に何か隠しているだろ！？」雰囲気でわかるのでしょう。なんとかごまかしてクロさんに俺たちに任せてと言うトクであった。

今日子がサンドイッチを持ってきました。

今日子「このまま目が見えなくなればもうハラハラせずに済みます」
クロさん「このサンドイッチ美味いですね～」と大食い&誤魔化しながら照れ隠しします。
丘みつ子さん、八重歯がありますね。かわいいですね～。

ひとりになって懸命に拉致された現場付近を思い出すクロさん、風鈴の音で変わった音の踏み切りを思い出しました。思い出したら・・・

即、行動！のクロさん、病室を脱出。

待っていたのはトク、「クロさんならきっとこうするだろうな～と思って待ってました！」

クロさん、明るい、暗いの判別はわかるようになってきました。

そして変わった音、リズムの踏み切りを発見、これおそらく京急でしょうね。しかも現京急空港線です。
近くにあった病院の看板をグーグルで調べたら空港線の近くでした。

周辺地域を捜索するクロさんとトク、途中、クロさんが監禁された貨物車から助けを求めたが、逃げられてしまった子供たちに会う。その子たちに昨日遊んでいた場所に連れて行ってもらうと

そこは家畜飼料工場、クロさんが監禁され大貫たちのアジトであった。トクは応援を要請するのでここで待っててください、そして拳銃を渡された。しかし、クロさんは

なんとひとりで大貫のアジトへ突っ込みます！

大貫を発見！

さすがの大貫もビビリます「なぜ戻ってきた～～～！？！？」

クロさん、驚きの心眼射撃！大貫の手下を3人を3発で仕留めます！凄い！

更に大貫を追うクロさん

大貫「ヤツは目が見えないはずだ」と隠れて待ち伏せします。

クロさんの腕に命中させ、逃亡するが

これまた驚異の心眼射撃！逃亡する大貫に命中！

待ってましたとトクが待ち構えておりました。

クロさんも合流！

大貫はトクにボコボコにされ

逮捕完了でございます。

薬も取り戻すことが出来ました。事件解決でございます。

トク「課長、首が繋がって良かったですな～、転任にならないように頑張ってください」
課長「ハハハハハ！」
トク「笑いごとじゃあないんだよな～・・・」


パトカーに乗り込むクロさん、目は大丈夫ですよね？？
ＢＧＭ「ひとり」がかかりながら

貨物基地をズームアウトでジ・エンド！どこの貨物基地でしょうね？？

3代目課長の就任、トクの恐い顔連発、弁慶のおとぼけ、今日子の優しさ、クロさんの心眼射撃等今回も見応えありましたね。

次回は第17話「トラック大爆走」をお送りする予定です。

いや～、今回も渾身の二日間合計4時間作業でした！一作業終えてリラックスしてクリムゾンのレッド聴きます（笑）