大都会PARTⅡ 第5話 明日のジョー
監督 村川透
脚本 斉藤憐
撮影 仙元誠三
ゲスト 水谷豊(特別出演)、片桐竜次、大辻真吾、武藤章生、団巌
当ブログで好評の大都会シリーズ、またしても初期放送を紹介しちゃいましょう。
今回は大物ゲストが出演ですよ~。
閉店直後のバーのマスターが何者かに殺された。
刺した男は、そのバーにみかじめ料を請求しに来た針生組の組員・島崎(大辻真吾)であった。
最近、暴力団のみかじめ料請求が多発している城西署管内、捜査課も大体の目星がつきます。
みかじめ料徴収専門のヤクザ・谷口(片桐竜次)と島崎を賭博現行犯として別件逮捕しますが・・・
マスコミからは別件逮捕を批判されて、対応に四苦八苦の吉岡課長です。
殺人を起こしたのは組にとって大失敗、そこで針生組長(団巌)は何かを仕掛けます。
おなじみ、吉岡課長の水虫治療(笑)、そんな時に事件が起きます!
ラーメン屋台の店主・松永が襲撃され、意識不明の重体に・・・。手口は先のバー店主刺殺と同じ手口、逮捕された島崎をかくまうための針生組の霍乱作戦です。
宗方先生が手術をし、命はなんとか取り留めた。凶器は素手だよと宗方先生。
現場に残っていた靴の足跡を採取して、捜査開始。足跡を見て丸さんは土木作業に従事している若者と推理しました。
靴はハイカットのシューズ(コンバース?)とわかったが生産数が多すぎて、特定は無理・・・。
被害者・松永は面会謝絶のため、聞き取りが出来ず焦るクロさんとトク、それにしても素晴らしいスリー・ショット!
そうしているうちに別件逮捕の谷口、島崎は証拠不十分で釈放されてしまいました。
被害者・松永の頭蓋骨のレントゲン写真を見ながら、そんな焦るクロさんたちに宗方先生はヒントを与えます。「普通のヤツが殴ったらそいつの拳が壊れちまうぜ」
ボクシング・ジムを捜査するクロさん、その時バックでは宗方先生がクロさんの生い立ちを語るのですが、かなり悲惨です。クロさんのお父さんが亡くなってからかなりきつい生き方となってしまったようです。
そして急展開、それらしき男の存在を突き止める。その男は吉成清、22歳の若者であった。
吉成の自宅を捜査するも留守・・・。
とある食堂で島崎がある男を説得しております。その男とは
プロボクシング・デビューを控えた吉成清(水谷豊)です。当時24歳の水谷さん、かなり売れていて特別出演という素晴らしい冠もつけての大都会PARTⅡ出演です。
この1年後には熱中時代とは出世のスピードも速いですな!(笑)
ラーメン屋台を襲撃したのは吉成の犯行、顔を見られたらしいと報告したところ
島崎「故郷の長野に帰れ」
吉成「ボクシングが出来なくなるから嫌だ!」
島崎「刑務所に入りたいか?」
島崎「死人に口なしってのも難だしな」
さすがに刑務所に入りたくない吉成は渋々長野へ帰ることを承諾しますが・・・
上野駅へ向かう吉成でしたが、島崎の「死人に口なし」の言葉が頭から離れません。
上野駅へ行かず戻ってしまいます。
恵比寿駅(昔の恵比寿駅が映っております)を降りて、商店街を歩いて目についたのは・・・
なんと包丁!!まさか吉成、お前何考えているんだ!そのシーンでも頭の中は島崎の「死人に口なし・・・」
向かうは渋谷病院!なんと松永を殺しに来たのです。
当然、その怪しさに看護師にも気づかれます。
包丁で脅す吉成、あちゃー!もちろん城西署に通報されちゃいます。
ついには今日子を人質に取ります。今日子さん、シリーズ1回目の災難です。
BGMはなぜか富田勲なんですよね。無許可か?(笑)
駆けつけた城西署メンバー。
簡単に包囲された吉成と追い詰める城西署。
丸さん「吉成、お前は考え違いしているんだ。谷口はお前の兄貴分ではない。お前を利用しただけなんだ」
吉成「来るなー!」
そこでクロさん、登場!
「靴買ってもらってヤクザに尾っぽ振ってんのか?清、お前は弱い人間だ、ヤクザなんか最低だぞ、弱い人間ばかりが集まって強がっていやがる」
トクが隙を見計らって包丁を振り落とす、そして今日子を救出、そして吉成は無謀にもクロさんに殴りかかる。
クロさんとタイマン勝負も
ボクシング・スタイルでも圧倒的クロさんの勝利!
「飯食わせてもらったことあるかよ!」
吉成は谷口らにカツどんを食べさせてもらい、ラーメン屋襲撃を指示されたのでした。
吉成から供述が取れたので谷口、島崎が殺人教唆及び殺人容疑で逮捕できます。
悠々と賭博中の谷口と島崎でしたが、警察が来て逃亡!
大都会PARTⅡのテーマがバックで鳴り響く中、谷口と島崎を追う我らが城西署捜査課、カッコいい!
ハイ!まずはトクらが島崎をボコボコにして逮捕!
谷口も追い詰められました。
トクが逮捕しようとしたその瞬間
トクはかわされて
落っこちそうになり、坊さんが救助しようとしましたが
落っこちました(笑)村川、優作コンビの余計な撮影ですかね(笑)
谷口が「いきゃあいいんだろ~~!」って逆ギレしたのがいけない、クロさん、一気に切れまくります!
ヤクザが大嫌いなクロさん、ここらへんは闘いの日々テイストですね。斉藤憐らしい脚本です。
止める坊さんを振り切って
更にボコボコにされる谷口、ほぼ半殺し状態で逮捕です。片桐竜次さんのヤラれっぷりが良いですね!
お尻を負傷したトクが婦長さんに「宗方先生とクロさんってどうやって知り合ったの?」
クロさんは親父さんが亡くなってから吉成のような生活だったようです。ある日顔を10針も縫う大怪我をしたクロさんをそれを痕も残らず手術したのが宗方先生だったようです。こっそり聞く、今日子はちょっと驚き。
仲良く?手当てする今日子でしたが
宗方先生がお邪魔虫に(笑)
吉成は留置所で何を思う??
それを見つめるクロさんの心境はいかに??そして大都会PARTⅡのテーマでエンディングです。
地方から上京して一攫千金を狙う若者、しかし金はないし、大金もすぐには手に入らない、せっかくプロボクサーデビューと言うチャンスを掴んだのに、ちょっと優しくしてくれただけで罪を犯してしまいました。なんだかかわいそうな吉成ですが、でもクロさんは強くなれ!と訴えている感じがします。
水谷豊さんは今は相棒で人気俳優として活躍中、そしてその相棒に出演の片桐竜次さんはなんと警視庁の幹部役ですから、面白いですよね。
ボーナス映像
YouTubeに素敵な映像がございました。この記事の後に観ると一層面白く感じるかもしれません。
方や片桐の大都会出演回数は多いのですが、最後死ぬか逮捕かのいずれしかありませんw
もしかして闘いの日々に未消化の脚本でもあったのかな?
あたしのJoeですか(^_^;)
ボクシング=ハングリーを端的に表現した作品ですね。
水谷氏の何かに追われているような配役もいいっすねー
片桐氏も小林稔侍氏も、当時は悪役で今は正反対の役がはまってますね。
小野氏は、湾岸署副署長、そして本庁刑事部長まで出世するし(^_^;)
これで半分くらい紹介されましたか。
これからも楽しみにしてますー
この頃の水谷豊は既に人気俳優でしてその後熱中時代で更にブレイク、勢いある俳優となりましたね。探偵物語でもちょっと控えめ?ながらの演技が印象に残ってますね。個人的には「夜明けの刑事」がDVD化希望です(笑)
我らが悪役の片桐さん、殴られっぷりの撮影が「人質射殺7.PM」と全く同じですね(笑)
初期を観たら、あの闘いの日々の味がちょこっとしますね。
今回もクロさんと清の過去の生い立ちが上手くリンクし、そしてクロさんの決め台詞「靴買ってヤクザに尾っぽふってのんか?」は闘いの日々そのものですね。仰るとおり、途中作の脚本があったのだと想像出来ますよね。
大都会PARTⅡのメイン・テーマ、カッコいいですよね。
オープニングはもちろん、犯人を追いかける時、そしてエンディング、そして予告編と全てにマッチしますよね。
仙元氏の撮影は優作作品に欠かせなくなりましたね。「もっとも危険な遊戯」は当ブログでも扱いたいくらいです(笑)
出演者も大都会関連多いし(笑)
大都会のゲスト出演者の出世に驚きですよね。
一番の驚きが片桐竜次!マッドポリスの刑事役でも驚きましたが相棒での警視庁幹部はぶっ飛びました(笑)
昔の悪そうな目つき好きですね~。
まだ半分到達していないような??
大都会のストーリー紹介、他のブログさんでも読みましたが、画像の多さはウチが一番!、でももうちょっと大雑把な方が良いですかね??(笑)
次も頑張ります!
断然、体力勝負のところが多く、今の路線とは全く異なりますね。
なんだか、しみじみしちゃいました。(笑)
記憶が蘇りましたか!
こういう役、初期水谷豊似合いますね。
この頃の刑事ドラマ、大都会のセリフじゃあありませんがタフでハードじゃないと1年間もたないでしょうね。城西署のデカに渋谷病院の看護師、みなさんタフでハードでしたね。
しみじみさを演出しちゃいましたかね(笑)
またコメントくださいね。
ホントに海外なんですが、そこにはTSUTAYAもブックオフもありません。大都会、大都会IIと制覇しておいて良かった。また外地から与太コメさせて戴きます。
この回は、水谷さんのパンチが何発かクロさんにヒットする、まともな設定ですね。普段はセガールの「沈黙」シリーズ並に絶対殴られませんから。
あの殴り合いは、クロさん流のエールなんでしょう。トクが口からデマカセでなく本気で「今なら大した罪になりゃしねーよ」と説得するのはこの時でしたか?
片桐さんも志賀さんもピラニア軍団。その世話役はクロさんの実弟、渡瀬恒彦さいやはや。ん。この3人は「大激闘」で揃って刑事役。
向こうじゃ暇なので、ネットに当局のガードや検閲が入らなければ、また投稿させて下さい。
もしかして大陸の某国でしょうか??
その国ですとエキサイト・ブログはもしかしてアクセス出来ないかもしれません(泣)以前、そのような報告がございました。
アクセス出来ることを祈っております。
そう言えばトクのそのセリフ、確かに意外でしたね。実際、大した罪にはならないでしょう。
クロさん、殴られましたね。しかしC級ライセンスのボクサーには負けない力強さがございましたね。
異国からアクセスお待ちしております!
外国での勤務、大変お疲れ様です。
ちゃんとアクセス出来て良かったです。
わざわざ報告ありがとうございます。
また大都会アップしないといけませんね!(笑)
お仕事、頑張ってください!
特に水谷豊演じる考えなしの若者。社会へのくすぶる怒りと苛立ちを演じ切り、それに対す渡哲也のカッコよさ。たまりませんなぁ~
8話での優作の車乗りアクション。今から見れば地味ですが、相当に危ないことしとりますな。
まだまだ巻数はあるのでじっくり楽しんでいくつもりです
PARTⅡ初期は闘いの日々路線を受け継いでいるシーンが多いですね。それプラス、トクのコミカルな演技が上手くミックスされてますかね。
水谷さんはこういう役をやらせたらピカ一な演技します。それと対等するクロさん、しびれますな!
優作さんのアクションですが、堂々と公道でやってるから凄いです。
スケールが大きいと言うか時代が大らかで豪快なところが大都会PARTⅡの魅力でもございます。回を追うごとに味が変わりますのでその味変をお楽しみください(笑)
片桐さんも出てたマッドポリスは見てみたいです。
片桐さんの他に志賀さん、中西さんと他の刑事ドラマでの悪役が刑事に成っているし、敵のジャパンマフィアもツッコミ所満載でメンバーがやけに豪華。
ボクシングと言えば、丸さん役の高品さんは俳優する前はプロボクサーを目指してボクシングジムに通っていて、「嵐を呼ぶ男」ではボクサー崩れの用心棒を演じてました。
水谷豊さん特別出演で箔が付いて、豪華な刑事ドラマとなりましたね。
片桐さんのやられっぷりは人質射殺7.PMと全く同じです。
大激闘マッドポリスは渡瀬恒彦主演の今では考えられないキャストの刑事ドラマでございます。DVD化されたら即買いなんですがね(笑)
マッドポリスメンバーの堀川まゆみさんのCD化も希望です!
丸さんのボクサー、当ブログの常連さんに教えて頂きました(笑)
連夜の大都会です(^^;
水谷氏のハングリーさ、色褪せませんね。
新たな発見は、トクが水虫課長の席で足を机上に投げ出し煙草を吸いながら電話、課長が部屋に戻ってきて、机上を疑わしそうに眺めるシーン、
そして、上野駅でおばあさんの大きな荷物を運んであげる青年は、カメオ監督でした(笑)
次話の記事も来週ですね(苦笑)
1年3か月ぶりの連続投稿です!
今回の再放送、撮りだめしていて、アトランダムに見ようと思っています。
「白昼の狂騒」は、後に残しときます(^_^)
冨田勲氏も鬼籍に入りましたが、BGMタイトルは何ですっけ?
また、吉成が黒さんに倒されたとき、着ていたTシャツのロゴ、
「make me an offer. i can't refuse」は、今でも売っているようです。
オリジナルは、映画ゴッドファーザーのマーロン・ブランドの台詞のようですね。
という具合に、何か新しいものを目を皿にして見ていきます(苦笑)
1年3か月ぶりの連続投稿、ありがとうございます(笑)
冨田勲氏の音楽はムソルグスキーの「展覧会の絵」だったかな~?
ゴッドファーザーTシャツ、買いますかね!!
細かいポイント、良いですね!!
自分も何かやらないとな~(笑)
6年半以上たった後での書き込み大変お許しください。
30年ほど後の相棒でクロさんと吉成くんが再共演。
吉成くんも強くなりましたがさすがに両者の殴り合いは
ありませんでしたね(笑)
ついでながら相棒でも吉成くんの上役な谷口ですが役職が
役職だけにクロさんにはボコボコにされなかったか・・・
相棒ではこれ以来の共演があったのですね(笑)
素晴らしい!30年経過すればお互い大人となってそこまではしないでしょうね(笑)
片桐さん、悪役からの転身はお見事!(笑)