大都会PARTⅡ 第46話 霊感(オカルト)聖少女
監督 小澤啓一
脚本 佐治乾
撮影 金宇満司(J.S.C)
ゲスト 小林稔侍、中村七枝子
カー・アクション 三石千尋とマイク・スタント・チーム
当ブログの熱烈な大都会ファンのみなさんの熱いリクエストにお応えして、大都会シリーズストーリー紹介復活します!
何事にも忙しいのは幸せな証拠、みなさんと大都会を語る幸せに浸りたいですね。
今回は神刑事(神田正輝)主演のお話です。
1977から78年ってオカルト・ブームだったらしく、大都会でも今回のタイトルでも霊感にオカルトとルビをふっております。さてどんなお話でしょうか。
とある犯罪組織を追っていた城西署捜査課、トクは追いかけながら弁慶に対して、「おい!義経!じゃなくて弁慶!」と早くもアドリブ全開です(笑)
同じく捜査中の神は、困っていたお婆さんを手助けしたことが災いして犯人ひとりを取り逃がすこととなってしまいました。
そんな神の失態を山元課長はみんなの前で叱責します。「君は交番の巡査にでも戻りたいかね?」
神へのフォローその1
トク「課長がおっしゃるのもわかりますがね、この殺伐とした刑事(デカ)部屋に神のようなヤツも必要なんですよ」、城西署一の暴力デカですが、後輩には優しいトク
神へのフォローその2
弁慶「神、気にするな!逮捕は時間の問題だよ」顔に似合わず優しい弁慶です。
神へのフォローその3
クロさん「課長、今回のことは許してあげてください。神のようなデカも必要なんです。」
山元課長「そうか~、ま、黒岩君に言われると弱いな」
さすがクロさん、理想の上司ですね!
みんなの優しいフォローを受けながらも、落ち込んでいる神、スナックで飲んでいたら予知能力を持つ花売りの少女亜紀(中村七枝子)が接近、この子の占い当たるのよ~ってことで、神の職業である刑事をズバリ当ててしまう。
当然、自分が刑事であることを聞く神、その時
急に霧が出てきて「オカルト」な演出。明日の14時頃新宿で事件が起きる!サングラスをした顔に傷がある男・・・、あまりにも具体的過ぎて神も驚きです。
そして予知を告白し、花束を全て捨て街へ消える少女であった。神から受け取ったお金は落とさなかったけど(笑)
翌日その付近をパトロールしている神と弁慶、神の行動に弁慶「どうした?」
神「何か事件が起きるぞ!直感なんだ!」
ふとアタッシュケースを大事そうに持っている男二人が急に逃げ出す。捕まえる神&弁慶でしたが完全に勘違い、従業員の給料を持っていたので弁慶が強盗に見えたらしい(笑)お詫びで覆面パトで会社へ送ることに。
覆面パトで送っている途中に怪しいトラックと車が接近、狭い道路に誘いこみ挟み撃ちにあってしまいます。
後方の車から出てきた男は昨晩、謎の少女が予知した「サングラスをかけた顔に傷のある男」ではないか!!!
若き小林稔侍さんじゃあありませんか~。
神と銃撃戦になるも、お金を取ることが出来ず逃げる。そしてトラックを運転していた仲間ひとりが逮捕された。
神に「お手柄だよ」と褒める山元課長、未然に防ぎ、銃痕から質屋強盗の弾と一緒であることがわかった。
その晩も謎の花売りの少女亜紀に会う神、逮捕された男・尾形の写真を見せると、部屋のベッドの柱にはコインロッカーの鍵、それは新宿のコインロッカー、そしてこの男は海辺に育った男、そこにひとりの女性がいる、きっとこの男のお母さんに違いない・・・
そして尾形を部屋を家宅捜査するも苦戦する捜査課、しかし神は亜紀の予知通りベッドの柱を探すとロッカーの鍵が出てきました!
新宿のコインロッカーからは質屋強盗で盗んだもの全てが見つかる。これにはトクも驚き、逆にクロさんはなぜ知っている?という表情でしたね。
その尾形を取り調べするが黙秘権を使ってなかなか喋りません、トクも苦戦中。
なんと神が「自分にやらせてください」と志願、それにはびっくりのトクでした。
トクの表情が面白い。神の冷静な口調で田舎のお母さんの話をすると一転動揺する尾形、ついには全てを吐いてしまったのです。これにはトクもびっくり(笑)
尾形が自白したことで犯人グループの全員がわかりサングラスの男は江川とわかった。もう逮捕は時間の問題です。
クロさんは神になぜそんな重要なことを知っていたのか問いただしました。
神は予知能力を持った女の子から聞いたと・・・
クロさんは冷静です。
きっとその女の子は犯人の身内だろう、身内から聞いて事件を阻止して欲しいので刑事であるお前にあたかも予知能力と称して言ったのだと。刑事である職業を当てたことは手当たりしだい客に言ったんだろう。
そしてクロさんとその花売りの亜紀を調べると、海野という男の妹であることが判明した。
その海野の家を尋ねると
海野は窓から逃げ出し逃亡、妹の亜紀は逮捕される。亜紀の予知能力少女の衣装を見つけたクロさん「これが予知能力者か!」と神を叱ります。亜紀にはウソツキ呼ばわりされる神であった・・・。
余計なシーン、神に代わって弁慶がトクと一緒に亜紀を取り調べしますがトク「弁慶、お前歯が臭いんだよ、ちょっとあっちに行け!」はアドリブだそうです(笑)
一方、江川らは尾形が情報を漏らしたと断定、脅すと妹に喋ったことを吐いてしまいます。
亜紀がお兄ちゃんが殺されるから一緒に探したいと神に懇願、神は了承するも弁慶は渋い表情。
神はクロさんに許可を願います、弁慶は神をバカにしてます。トクの表情がまたしてもナイス!
クロさん「自分は心霊現象を信じませんが、妹が兄を思う気持ちはよくわかります。それに神が賭けたのでしょう。自分はそれを信じます!」
クロさん、カッコいいっす!
余計なシーンその2
トク「さすが、デカ長、良いこと言うな~」、コレ意外と脚本通りだそうです!(笑)
江川らは邪魔な海野を殺そうとします、一瞬の隙を見て逃げ出す海野でしたが
車に轢かれてしまいます。
と同時に兄の悲劇を予知?した亜紀。海の方向、京浜地区の第三埠頭に!なんだか本当に予知能力あるようです。
神の報告を受け、捜査員は京浜地区第三埠頭の埋め立て地へ急行せよと指示!
クロさん「遺体を埋めるなら海側、倉庫ならすぐに見つかってしまうとなると埋立地でしょう」
山元課長「なぜ海の方ってわかったんだ?」
クロさん「それは神の執念です、神はそんなデカです!」
山元課長「執念か~」
とちょっと強引だけどクロさんが言うと説得力が増しますね。さすが理想な上司です。
瀕死の海野に江川はとどめの一発を撃ちました!
銃声で方向がわかった神&弁慶、急げ!
絶命寸前の海野を救う神と亜紀
珍しい神の険しい表情です。
クロさん達も援軍に来ました~!
逃げる江川に一発!
拳銃を弾かせます、あとは逮捕担当のトクに任せます。共犯者は坊さんとサルが逮捕しました。
トクと江川のツーショット(笑)
一瞬抵抗するもボコボコにされる江川です。海水に顔つけられて演技とは言え、酷いことするトクです(笑)
事件が解決、青空バックのクロさん
海野の手術は無事成功し命は助かった!宗方先生も奇跡的だと信じられない様子。
涙ぐむ神に宗方先生「そんなデカさん、好きだぜ!」
神「海野の手術成功しました!」と笑顔で報告。
クロさん「よし、ご苦労さん!乗れよ!」クロさんの笑顔って良いですね!
脚本とアドリブを交えるトクのセリフ
「輪廻の思想があってね、心霊現象とか信じるよ、この前は円盤も見たし、それから人魂も見たの、人魂も、それをキャー!キャー!怖いって抱きついてきたのト○コの女が!」
トクも良い趣味してるな~、クロさん更なる笑顔です!
「ひとり」をバックに城西署に戻る?シーンでエンドです。
久々のロングレビューでやりがいありますね。今後ともよろしくお願いいたします!
トクのアドリブ、
相変わらず冴えてますね〜
CSのCH銀河でPART2がまた放送されるみたいです^ ^
トクのアドリブ快調です。アドリブ?と思いきや脚本通りもあったりととても面白い楽しいですね。
何度目かの再放送、どんどん色々な方に観てもらいたいですね!
即コメありがとうございます(笑)
70年代中盤から後半までオカルト・ブームがあったようです。
学研?かなんかのオカルト雑誌「ムー」って記憶ございますか?
そのブームに便乗して大都会もお話作っちゃったって感じですかね(笑)
稔侍さん、頭気になっちゃいますね(苦笑)
喜んで頂き、こちらとしてもやりがいありましたよ!(笑)
やはりファンの声援が後押しとなりました。ありがとうございます。今週もう1本アップ出来たら良いな~と思っております(宣言しちゃった~!:笑)
グーグルのサジェスト機能で「無駄遣いな日々」と打つと大都会も最近は出てくるので意外と検索されている方多いってことがわかりました、合わせて感謝です!
心霊写真とかあまり最近は耳にしません。 この頃は学校から帰って
きて2時からワイドショーの心霊写真コーナー、そして夕方からはアクションドラマの再放送を楽しむのが日課?だった少年たち多かったのでは
ないかと思います。磯村建設のCMおもいだします。
自分もそのパターンでワイドショー心霊写真→16時からのアクション再放送でした。17時からは情報番組??
新栄電器のCMも定番でしたね。磯村建設の土地付き一戸建て当時としては破格値でしょうか?あのCM、YouTubeで観たら耳にこびりついてしまいました。
16時台から18時ぐらいまではボクらのゴールデンタイムでしたね。17時から西部警察を放送してたこともあったと覚えてます。
「戸締り用心火の用心」や「夕月かまぼこ」などのCMも
ひとつのセットになってこころに焼き付いております。
スミを顔に塗られたりもしましたけど、優作の存在が彼の成長を促したのかもしれませんね。
神の主役は最初で最後ですよね。
神田氏には失礼ですが、ストーリーよりもアドリブに目が行きますね。
トクのマフラーはマフィアばりですかね?
神田正輝は大都会の次は刑事イメージがつかないよう、青春ド真ん中の出演ですねー
土曜朝の旅サラダのおやじギャグ&独り身自虐を楽しみにしてます。
それにしても、警官嫌いの〇首シーンは完全に混同してました(^_^;)
ガッチャマンはまだ紹介してませんよね(^_^;)
珍しい神の主演です。結構、頑張ってましたね(笑)
トク、常にマフラーしながらですね。取調べまでしてましたか(笑)
自分も神田正輝は木念先生のイメージが強いですかね。あと「俺たちは天使だ」でしょうか。
西部警察のスペシャルでテロリストの役を演じた時は失礼ながら笑ってしまいました。
ガッチャマン、まだですね。
目指せ、コンプリートですかね(笑)
46話では主演の神田正輝が光りますが、オイラには理想の上司ぶりを発揮するクロさんこと、渡哲也がツボです。
予言にかこつけ、兄を救おうとする妹。その裏の心理まで読み取って上で、神を指導するクロさん。
その妹の兄を思う気持ちをさっし、絶妙なフォローする。
「おまえ、刑事何年やってるんだ」て、セリフを度々言うクロさん。
別の話、48話でトクが同じようなセリフをいい。隠し場所をあっさり見破る。
クロさんに鍛えられたトクが、今度は後輩たちを鍛えてゆく。
渡哲也、松田優作、そして、神田正輝ら若手の俳優たち。その関係よろしく、役者が育ってゆく感じがたまりません。
クロさんの更なる笑顔は、その喜びが現れているのではと、妄想してしまう。
さて、PARTⅡも残り一巻。
ヒット数の多い「北九州コネクション」に期待度MAXですが、もうすぐ終わりと思うと寂しさがこみ上げてきます。
正に大都会な日々ですね(笑)
クロさんの部下を思う優しさ、厳しさが見えますね。山元課長もクロさんの部下管理に一目置いてますしね。
役者が育っていくという着目点、凄いです!
クロさんは自分にとっても理想な上司です。
このお話は当時、オカルト・ブームから持ってきたかと思われます。エコエコアザラクが流行った頃?
また見直すと新たな発見がございます。見直してロケ地巡礼したくらいですから(笑)
弁慶がフォローするのにはびっくりです(笑)
的外れのコメントに返信ありごとうございます。
さて、PARTⅡも⑬巻。
ついにラストとなってしまいました。
51話は期待にだがなわない傑作で、49話とセットで見ると面白さ倍増でした。
九州ロケでの2本取り、打ち上げ&慰安も兼ねたロケだろうと甘い考えで見ていたら、カーチェイスの空撮はあるは、泥まみれ鰻まみれ、路面電車との徒競走と、役者に全く優しくないですね。
改めてシリーズを振り返ると、松田優作のアドリブとそれに絡む役者たちが面白かったですね。おかげで、コメディ色もでて、ドラマがバライティ豊かになって、見ごたえがありました。
これだけ濃いのを毎週制作し、一年間放送したのですから、この時代にしか制作できなかった奇跡の様なドラマですな。
オイラはこのまま、PARTⅢへとゆく予定ですが、ちょいペースを落として、毎週ぐらいで行こうかなと思っております。
大都会とは関係なくこのブロブは時々覗いてゆくつもりです。
それでは、「無駄遣いな日々」を
こちらは終盤のお話はラストにアップしようかと企んでおります(笑)
スケールの大きい撮影にロケ、これが当時のテレビドラマ(当時はテレビ映画って言われたそうです。)でしかも中身45分間の放送って信じられませんね。こういうドラマはもう出てこないですし、濃い俳優陣も出てこないでしょう。
PARTⅢは完全別物、クロさんは屈強なデカ長だし、城西署は暴力団みたいだしで、突っ込みも満載ですが迫力ある刑事ドラマですよ~。
さて、トクのアドリブも最後は上手く入れたなと思います。 クロさんの「妹が兄を思う・・・」と言う台詞はまだ妹が居る設定が残っているのか?と思います。
中村七枝子さんは美人ですな。今は結婚かで辞めたのだろうか。
日テレのオカルト番組って新倉イワオ氏監修の「あなたの知らない世界」でしたっけ?あの再現フィルム(ウィークエンダーを思い出します、これまた日テレ)が怖くてね。今でもトラウマですよ。
「勇者ライディーン」はそうだったんですか!知らなかったな~。
トクのアドリブでクロさんも対応!大都会PARTⅡ、素晴らしいです!
大都会PARTⅡに欠かせないトラック、今回も大活躍?でしたね(笑)
でも結局止めを刺され廃車ですか~。
名もなきトラックに拍手!ですね。
日産C80なんですね!
「幻の総監賞」でも売女がカットされていましたし…。
旅人さん予想のとおり、ト○コはトク、黒さんともカットしてましたね。
殺人捜査の村川トオルコはノーカットなのに(苦笑)
トクは、「ゴリさんじゃないんだから」とアドリブかましてましたね。
残すところ6話で、再来週に終わってしまいます。
大さんが取り上げた話も、明日のワイルドセブンで終わってしまいます(>_<)
>何事にも忙しいのは幸せな証拠ー
>ガッチャマンはまだ紹介してませんねー
♪俺たちに残された放送、あともう残り少ないー
分かち合えるのは、アップだけー拒まないで―
(by終わりなきPART2((笑))
昨日の当ブログのデイリーアクセスでこのオカルト話がピンク・フロイドを抑えて堂々の1位でございました(笑)
これも我ながら良く出来たストーリー紹介、でももうちょっとショートに上手くまとめた方が良いですかね。
それにしても本当に予知能力がありそうな展開は爆笑ですな。
年内1本書けるかな~???明らかに3年前より忙しいですね(笑)
予告通り?、重箱捜査終えた後こたつで寝てしまい、今から報告ですm(_ _)m
冒頭の追跡捜査は道玄坂、井の頭通り周辺ですね。
今もある長岩医院の電柱看板や西武渋谷店あたりでしょうか。
放送は1978年ですが、渋谷西武?の張り紙に「年内無休」ありました
ので、ロケは1977年ですね。
容疑者追跡時に、神がトクさんばりにガードレールを跳び越えて行くのは
格好井伊直弼ですよー。
電柱看板に「テレビ朝日」の看板が映ってましたが、1977年にNET
から名称変更したようで符合しますが、他局名を映すとは、西部警
察の伏線がその頃からあったのでしょうか(苦笑)
花売りの事務所に張っていた、「好色女体地獄」、「悪女たちの性宴」の
ポスターは、監督が同年代で同じ大学である小澤啓一監督繋がりかも
ですね。
御真影らしきのも掛けられてましたが、最後の戦場、白昼の市街戦に続
き3作目ですね。
只今3時、何気なくつけたCSチャンネルで49歳とは思えぬ中島史恵嬢の
イメージビデオで眠気が飛びましたので、このまま起きていて4時からの
「黒いライセンス」の下調べしまーす(苦笑)
早起きしてやっとコメント返信出来ます。ラスト昼勤務は疲れますね。
40年前の渋谷!そんな古き良き渋谷が確認できるのも大都会の魅力です。
小道具にも遊び心ありますね。
中島史恵女史が49歳とは驚き!(笑)
西部警察から石原プロに入った半端ファンですが、よろしくお願いします。
>>日産C80トラック
実はこれ、石原プロが「映画の会社」だった頃から機材用に使っていた車なんですよね。
PART2の初期まで警察車として登場していたジープも同様だったりします。
「反逆の報酬」などにこの2車種がチラッと出てくるシーンがあります。
ダイスケさんの目に留まったかどうかは分かりませんが、歴史的観点から見ればとても由緒ある?車輛なんです。
>>大都会PARTIII第05話「野良猫の牙」のラストで止めを刺されたとか…
実際はその話の後何と修理され(石原プロがまだ金銭的に苦しかった時期なので、節約のために機材車は長く使おうとしたんだと思います)、引き続き登場します。
最終的には西部警察の初期の頃まで生き残っていました。
長文大変失礼いたしました。
自動車ファンには石原プロの大都会、西部警察シリーズはたまらないでしょうね。
適当谷損気さんの説明も細かくて素晴らしいです(笑)
ごっつい車のイメージが強いです。酷使された車ですがかなり頑張ったんですね!!