岡田則夫著 / SPレコード蒐集奇談
購入場所 タワーレコード新宿店
購入価格 1Book¥2,520
備 考 オリジナル1986~2003年、40編セレクション
レココレで掲載された岡田則夫さんの「蒐集奇談」が40編セレクションとして初単行本化されました。
正に当ブログの始祖鳥的存在、岡田さんの面白おかしく書いた文章でブックオフでのレア盤探しが始まったと言っても過言ではありません。それが発展したFC東京応援遠征もジャンルは違えど、根底は同じなんですよね。遠征先での食べ歩きもレコード収集と同じ匂いがありますな。
最初は近所からそして都内、そして全国へ。大量のSPレコードに出くわした時の感動はコレクターである方なら「わかる、わかる」と頷く箇所が多いですね。出てくるSPレコードはよくわかりませんが、それを自分の好きなジャンルに当てはめれば岡田さんの気持ちと同化しますよ(笑)
歴史をしっかりと調べ(これが勉強になる)、その町の雰囲気が読者にしっかりと伝わり、そしてレア盤発掘の嬉しさもしっかりと伝わってきます。
そしてこれは今でも同じですが同じ趣味を持っている方は百年の知己のようにすぐに打ち解け、話すと時間がすぐに経過してしまう、それは当ブログでお会いした方も同様で本当に気持ちがよくわかるんですね。また、当方にはあまり縁のない道具屋さん、骨董屋さんとのやりとりは本当に面白いです。
最近はインターネットの発展で自宅でも調べられますが、岡田さんの「それを手に入れるまでの過程が好き」ってところにこの本のテーマがございます。とにかく足で稼ぐ、昔のブックオフは足で稼げばレア盤がざっくざく掘り出されたことを思い出します。今ではネットで情報が共有され、レア盤は全国統一価格は便利になった分、面白みが無くなっちゃいましたかね。
それにしても岡田さん、サラリーマンにしては所帯を持ちながら軍資金が豊富?ですね(笑)
そしてこの本を読んだらまた自分の足で安いレア盤を探したくなりました。やっぱり予想外の出会いって本当に衝撃で印象に残りますからね。
当ブログの読者でへヴィ・ユーザー・コレクターさんは必修の本でございます(笑)
新年早々嬉しい掲載ありがとうございます。
自分も一気に読むのが勿体なくて一晩に一本のペースで
大事に大事に読んでます。
とかく蒐集はのめり込むと煮詰まりがちなものですがこの連載を読む
と非常に背中を押される気がしますね。
むらむら買い、山買いとか楽しいキーワード満載ですし…
さて近隣のBook offでむらむら買いでもしてきますか。
本年も幅広い記事を楽しみにしています!
コレクトするジャンルや手段は違っても、音盤に取りつかれている者としては同類。レコードやCDは、「音」であると同時に「物」。ダウンロードで「データ」を1曲買いしてい満足している世代には分からない世界だと思います。非常に共感出来ますし、著者がいい盤を発掘したところを読むと、こっちまで嬉しい、ほんわかした気分になります。
「レコスケくん」の単行本は何回も繰り返し読みましたが、これもきっと繰り返し読む愛読書になりそうです。
ええ、自分も最後の章になるともっと読みたい気持ちとなりましたね。
山買い、むらむら買い、いっぱい棚に入ったCDを観るとそんな気分となりますね(笑)
大型のブックオフでいっぱいの棚を観ると気合が入るのですが最近はカス盤ばかり、でもすぐにレア盤が手に入っては意味がない、遊びに効率を求めてはいけないってこともこの本読んでわかりましたね(笑)
久々にブックオフへ行きたくなりました!(笑)
今年も岡田さんのようにジャンル広く紹介します(笑)
仰る通り、これはパッケージソフトを愛するバイブルでもありますね。
ダウンロードで満足できない古い世代なので尚更です。
この本を読んで、aikoのインディーズ盤を¥950で買ったことを思い出しました(笑)
今は安く買えませんが、知られざる廃盤をまたブックオフだけではなく専門店でも発掘してみたくなりましたね。やっぱり足で稼ぐことが大事ですね!(笑)
続編出ませんかね(笑)