大都会PARTⅡ 第39話 グッドバイ1977
監督 村川透
脚本 斉藤憐
撮影 仙元誠三
ゲスト 佐原健二
年末ですね、年末に年末のお話を観るのが好きですね。この大都会PARTⅡでも押し迫った年末のお話がございます。今回をこれを紹介して2012年ラストの記事とします。グッドバイ2012!
昭和52年12月31日の朝、旧日本陸軍通信兵・下田徹男(右)が区会議員・秋吉英樹(佐原健二)を「ばらしてやるぞ~!」と脅迫し金銭を盗ろうとします。しかし、下田は隙を見せてしまい・・・
秋吉にナイフを奪われメッタ刺しにされ、病院に運ばれるものの危篤状態に陥りました。
城西署捜査課のみなさん、大晦日も出勤でございます。大変お疲れ様です。
しかし、山元課長(滝田裕介)からは最近の検挙率が低いことを部下に嫌味&小言を言います・・・、そんな小言の最中に
傷害事件の通報が入ります。刺した男は秋吉英樹の名を呼ぶトクの声に、山元課長が異様に反応します。
早速、クロさん&神は現場の秋吉宅へ。あらら秋吉議員、「どうもどうも」となんだか自分が刺したことは他人事のようです。
一方、被害者の下田宅へ家宅捜査に入ると、なんと色々な物がいっぱいありました。なんと下田は城西署が捜査していた連続空き巣犯だったのです。盗品リストを照らし合わせておりましたが、高級腕時計だけがそのリストに乗っておりません。
秋吉の事情聴取で「突然男が入ってきたので抵抗して撃退した」と正当防衛の主張が。
秋吉「もう少しで下田にやられるところだったよ」
なぜ下田とわかったのだ?とクロさんは秋吉に疑惑の目を持つ・・・。
クロさんが帰った後、秋吉は「まさか下田が来るとは。15年前のことは今日を乗り越えれば良いのだ」
15年前とは???
報道では秋吉が正当防衛で連続空き巣犯・下田を撃退していることになっております。
しかし、下田宅に発見された盗品リストに掲載されていない高級腕時計がなんと15年前の殺人事件の現場から盗まれたものと判明した!
なんと15年前の殺人事件がクローズアップされます。山本課長が城北署時代に担当した未解決事件。昭和37年12月31日に足立質店の娘、足立敏子が殺された。当時秋吉は重要参考人として聴取されたがアリバイがあったために釈放されたのです。
そのアリバイとは秋吉は池袋の映画館で映画を観ていたことになっておりました。そしてその映画館の用務員が下田だったのです。秋吉は下田に口裏あわせをするため、秋吉が足立質店から盗んだ時計を賄賂として下田に渡していたのです。(山元課長の推理)そして15年経過の今日(昭和52年12月31日)が時効タイムリミットなのです。
下田宅から見つかった時効3日前の新聞記事、これを読んだ下田は裕福となった秋吉にお金を脅し取ろうと秋吉宅へ向かったのです。蛇足ですがよーく読むと記事の見出しと記事の内容が全く関係ないものになってますね(笑)
焦る山元課長は秋吉を任意出頭させますが・・・
もちろん15年前の殺人事件は否認、高級時計を見せるが、下田からの供述が得られないとで逮捕できずしまいには
秋吉の後ろ盾の国会議員から城西署署長に圧力がかかり、秋吉は釈放されます。秋吉は出迎えたマスコミの前で「警察権力の暴力だ!」と吠えまくります。
クロさんと山元課長は、被害者・足立敏子の両親に会うが、「あの事件をやっと忘れることが出来たのです、そっとしておいてください」と捜査協力を拒否されましたが
足立敏子の母親は後からクロさん&山元課長を追って、実は秋吉と敏子は当時付き合っていて、敏子は質屋のお金を秋吉に渡していたことが判明したのです。一つ裏付けが出来たので、こうなりゃあ、何が何でも逮捕・起訴するぞってことで秋吉を再度任意出頭させることを決意します!
大晦日に忘年会をしていた秋吉、クロさん&山元課長を尾行していた秋吉の秘書から「警察は何かを掴みました」と報告、自分が追い詰められたことを悟ったのか秋吉は動揺を隠せません。その秋吉、何を血迷ったのか、時効成立のために何をやってでも逃げるってことで・・・
料亭から包丁を奪い逃走、しかもタクシー運転手を脅し逃走します。これじゃあ区会議員生命も終わりじゃん!とにかく何が何でも時効を成立させたいらしい。当然秋吉を見張っていた城西署捜査課に追われてしまいます。
大暴走の秋吉!しまいには集合住宅に侵入し子供を人質にとります、もうヤケクソと言うか、もっと他に逃げる方法はあったと思うが・・・(苦笑)
一方、供述を取りたい下田は危篤状態が続いており、聴取は不可能。
焦りまくりの山元課長、クロさんに「時間がないぞ!」と八つ当たりしますが、そこは冷静なクロさん「時間をください!」、しかし時効まであと1時間ですよ!クロさん!
下田を治療している宗方先生になんとかしてください!と懇願するが、宗方先生曰く「喉を切られているから声は出ないよ」と厳しい回答が・・・
吉野看護師(丘みつ子)が「下田さんの様子がおかしい」とのことで病室に向かうと、下田は側のステンレスの机を何やら指で叩いております。下田は元陸軍通信兵、そうなんです、なんとモールス信号を送っていたのです。
モールス信号受信者はこれまた旧日本陸軍に在籍した我らのマルさん!
下田「全てをお話します、秋吉から映画を観たことにするよう時計をもらった、敏子からお金を渡すと両親から怒られると言われカッとなり殺した」これで供述が得られ、起訴できます!
東京地検に滑り込み起訴成立!
現場へも起訴成立の報告、喜ぶ山元課長。
起訴を信じないバカな秋吉、今度は子供を抱えて外に出て殺すぞ!と脅す。無駄な抵抗ですな。
トクが背後からクロさんへ合図
威嚇射撃をし、ひるんだところをクロさんが発砲し、秋吉が持っていた包丁を落とさせ
人質の子供の身柄を無事確保、そして秋吉を逮捕する。怒りに満ちた山元課長の表情が印象的、殴らんばかりの表情で弁慶らが止めに入ります。
証言した下田が0時10分に死亡したことをマルさんが伝えられました。
報告を受けたクロさん、時は昭和53年の元日の深夜。都会~、裏窓、袋小路♪と挿入歌「ひとり」をバックにひとりどこへ行くのでしょうか・・・。
今回も大都会PARTⅡストーリー紹介に長く付き合って頂き、誠にありがとうございました!
それではみなさん、良いお年を!そしてグッドバイ2012、ハロー2013年でお会いしましょう!
ところで資料をみると39話が12月27日、40話が1月3日の
放送で正月休みなしなんですね。記憶に残っていないのですが、当時はこれが当たり前だったのでしょう。また、たしか渡氏だ
ったと思うのですが、50話も撮り続けるとクタクタになると
言っておられたのを思い出します。
今年1年お疲れ様でした、今後も記事楽しみにしております。
くる年もヨロシクお願いです。
地検の看板ですが取ってつけたような感じで、あの看板落ちのイメージが強いですね(笑)
そうなんです、放送ぶっ続けなんですね。撮影は一気に2話撮影したりもするのでかなりハードだったと思いますよ。
当時はみんな若いからそれくらい出来るだろって雰囲気もあったかと思います(笑)
こちらこそ1年間ありがとうございました!
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を!
丸さん、日本軍にいたのですねー。年齢的にも会いそうー
今回はアドリブはなしでしたっけ?
大さん今年1年ありがとうございましたー
グッバイ1977、もとい2012-!
丸さんの旧日本陸軍在籍は根上淳の回の時に言ってましたね。
アドリブですが、トクが電話で「ホシ?巨人の?」ってとぼけて言っておりますが、全体的にアドリブは少ないです。
時効を迎えがたいがために何でもやってしまうバカな秋吉に哀れみを感じましたね。
クロさんは今の時間で(0:15)ひとりでどこへ行くのでしょうか??
ではお正月にも1本アップしましょう!
ハロー1978、もとい2013!(笑)
ぼくのアニキが紅白出場19回なんて(^_^;)
それはともかく、PART2の紹介もあと数えるだけですかー
今話では、トクさんが背広の上に半天ひっかけていますねー(笑)
たしか、福本清三先生を工事現場のビルでおっかけたときも、下駄ばき
に半天姿だったと記憶していますが、どうも私は白木ほど記憶力がなくて(・_・;)
このあと、アドリブ満載の話があれば、ぜひ紹介してくださいー
>ぼくのアニキが紅白出場19回なんて(^_^;)
19回ってTOKIOのみなさんですよね(笑)
PARTⅡですが神主演のもアップしたいですね。捜査課のみなさん、ゴロツキ(武井課長談)なわりには結構優しいんですよね。
トクは半纏を着ていますね(笑)結構寒かったのかな??
そろそろPARTⅢも取り上げないといけませんね。
白黒パンダにもつけられていたのは愛嬌ですがw
そうなんです、覆面パトに付けられた注連飾り、大晦日のお話には良い演出でしたよね。最近、注連飾り号(笑)確かに観ません。サル、弁慶が付けたのかな?想像すると笑ってしまいます。
パトカーにもしっかりと付いておりましたね!
特にIIは、いつも突っ込み所満載なのですが、特にこの回は、大晦日に輪転機が回っていますが、夕刊はないはず。あれは元旦の新聞用でしょうか?しかし逮捕には間に合わないので 、元旦の新聞は各社「警察権力の濫用だ」という誤報でも載るのかな?などと思っています。どうでも良いことですが。
すいませんでした。
コメントありがとうございます。
ハハハ、確かに大晦日に夕刊は出ませんね(笑)
それとも朝刊?いやいや、あの事件は大晦日の朝ですよね。
あれ、輪転機って言うんですね。あのようなシーンは今はありませんね(笑)
元日の新聞の可能性大ですね、こういう突っ込み、面白いですよ。そろそろ大都会シリーズ、アップしますかね(笑)
突然の訪問失礼しました。
>佐原健二が乗ったタクシー運転手、村川監督ですわな。
あ、やはりそうでしたか。やけに目立つタクシー運転手だなって思いましたから(笑)
偶然、「蘇る金狼」を観ていたら、カウンタックの納車担当営業も村川監督ですよね。どこかで観たなと思ったら、五郎さんのコメントで一致しましたよ。
鳥巣哲生さんって知らなかったのですが、健さんの付き人でしたか!
情報ありがとうございます、今後とも大都会シリーズをよろしくお願いいたします。
この回は山元課長の回ですね。長年追い続けた事件が新たな展開に動いて、刑事魂が疼いて熱くなって回りが見えなくったのをクロさんが上手く抑えている訳で。
でも、山元課長も前回のダメっぷりと今回の落差と言ったら・・・。
佐原さんは西部警察の朝比奈さん(ヒナさん)のイメージが強くて悪役はどうも。
鏡餅や除夜の鐘も年末感を出してますね。秋吉が見てた「キューポラのある街」は4月上映で犯行日が大晦日。随分とロングラン上映だ事。
山元課長、冷静さを見失ってましたね。クロさん、冷静ですな。
先にも書かれておりますが結構突っ込みどころ満載のお話なんですね。
大晦日に夕刊は無いだろとかね(笑)
佐原さん、悪役は似合いませんね(笑)
カメオ監督、ちゃんーとキャプチャしてるじゃないっすか(笑)
今話は台詞なかったですが、Aライの神に追いかけられて、電柱スレスレに曲がる迫真のスタントで無言だったのでしょう(苦笑)
今話は、アドリブは上記だけでしたが、インテリ刑事徳吉がサルに「人殺しにも人権がある」、「本物の民主主義は手間がかかる」、そして40年前に凶悪犯の時効廃止を主張して、34年たった2010年に実現したことが、巨人の星のごとく光ってますね(笑)
今話でも丸さんの北支仕込みが事件解決につながりました。
その際、病室で指を咥えているチビ、一番色っぽく見えました。(続く)
まず、15年前の殺人は質屋に押し入って高級時計を奪っているのですから、強盗殺人でしょう。
大晦日1日で犯したのは、下田への正当防衛は認められず殺人未遂(後に殺人)、カメオ運転手への強要、タクシー料金踏み倒した詐欺、アパートへ押し入り家族を脅した監禁、料亭の包丁盗んだ窃盗、娘に刃を向けた銃刀法違反が上がりました。
もっとカウントできるかもです(^^;
ウィキペディアに本話以外のカメオ出演を申請しましょうか(笑)
次話、トクの失恋までグッドバイ2016、もとい11月4日!
最後の立てこもり現場は、渋谷1-23にあった都営宮下町アパートでしょう
黒岩が検察を出たあと車を止めた後ろの壁が現存する壁と一致したので(手がかりが無いので難しかった)
これも最近では見なくなったものの一つかと。
しかしながらトクは光源氏wを目指しているのか、人質の幼女にキスしていましたね。
こんなシーンでも、今はクレーム対象になってしまうのでしょうけど。悲しいことです。
by.旅人
監督思いきりアップしてましたね(笑)
カーチェイスも披露?と器用な監督です。
殺人事件の時効が廃止されたのもつい最近の出来事、このスリリング、大晦日だけの出来事なんですね。時間軸が長く感じます。
秋吉ですがこれはかなりの懲役刑ですね(笑)
殺人、これだけでアウトでしょう。
素晴らしい!少しの手がかりで場所を特定!城西署もびっくりでございますね。
しかも今も現存する場所もあるに感動でございます。
この書き込みを元に行ってみたいものです(笑)
伸ばし餅!確かにそのような光景、見なくなりましたね~。
>今はクレーム対象になってしまうのでしょうけど。
あ~、アウトなんでしょうね。そんな気全くないんですけどね。本当に窮屈な時代となりましたね。
とうとう最後の重箱捜査となりました。
トクさんがチビに「サーカス娘」とからかっていますが、同名曲が1935年と1948年に発表されてますね。
12月31日に何度も新聞輪転機が回り、見出しがその都度出てくるのは、ヤフーニュースの先取りですかね(苦笑)
去年の私の報告で、トクさんがサルに説教?しているとき「あらゆる犯罪は革命的である」と言ったのは、平岡正明氏の著書名でした(^^ゞ
足立質店のある「杉並区早瀬台7丁目」の住居表示板は、私も杉並区に住んでいたので土地勘があり実在しませんが、城西区役所第2庁舎の表示板と同じくわざわざ小道具を作ったんですね(笑)
あと、足立質店近くほかにも「ホテル恵泉」の電柱広告が、他の話にも映っていますがどの辺なのでしょうか?
検索してもでてこず、未判明のまま年越しですかね(苦笑)
下田のモールス信号による秋吉殺害を裏づける証言、警察官のほか医師の立ち会いの元、特に信用ある状況下で録取されたとして、死者の証言でも証拠能力認められて有罪になったかもですね。
ということで、ローリング3廻り目の重箱捜査をこれで終了しますが、今回の捜査で特に印象に残ったのは、京浜球場=川崎球場だったことと、片桐ダイナマイトです(爆)
キタサンブラックが北島三郎氏を再び芸道へ立たせたように、たくさんのコメンテーターの熱意が、大都会シリーズのアップ、FM第2弾への道につながることを信じて、最後に例のメッセージを。
グッドバイ1977,もといグッドバイ2017!
みなさん、良いお年をー
重箱捜査、大変お疲れ様でした。
懸命な捜査でも引っかからないのがあるんですね。
ホテル恵泉、ネットに引っかからないレアネタなんでしょうね。
逮捕されても裁判はどうなっていたか?そういう推理も面白いですね。一番の重罪者はやっぱりドカンかなー。
グッドバイ2017、良いお年を!(笑)
今夜は見終わったGメン75第140話「15年前の遺留指紋」で、本第39話「グッドバイ1977」との奇妙な一致に気づきました。
時系列で並べると、(放送日と劇中の日付が混同してますが、ご愛敬で笑)
1962年12月31日 大都会で、佐原健二青年が恋人を殺し、腕時計を奪う。
1963年1月25日 1か月も立たずにGメンで、佐原健二刑事が別れ話のもつれから、またも恋人を殺す。その恋人の弟が、犯人を逮捕するために警察官になり、Gメン本話の後に栄転(正体は後ほど笑)
1977年12月31日 大都会で佐原健二区議が強盗殺人の時効寸前で逮捕。
1978年1月24日 大都会第43話「城西署爆破計画」で梅津栄が城西署に立てこもるも黒さんに射殺される。
1月25日 Gメンでは、佐原刑事の殺人時効が成立。 実は、前日大都会で射殺された梅津栄がGメンで生き返り、娘殺しで誤認逮捕されるも、ホンボシの佐原刑事にまたも殺される。
3月29日 姉を佐原刑事に殺された紅林刑事が特命課に配属され、特捜最前線レギュラーとなる。
先に紹介した峰岸徹氏のダンプカー暴走といい、佐原健二氏の恋人殺人の時効といい、同じようなプロットで、時間を空けずに放送されています。そして、どこか憎めない梅津栄氏の出演、ここまでネタが上がっていても、10万分の1の偶然でしょうかね。
ここは、石原軍団の器の大きさを称えましょうか!
まだあるかもしれませんが、東映映画チャンネルの放送は150話でひとまず中断のようです。
また、Gメンにはわずか2回の出演だった紅林刑事、特捜最前線では、Gメン全355話を超える457話の出演で永年勤続表彰ですよ笑
♪俺たちに残された時間あともう残り少ないー
大さん、デアゴ見てますかー笑
〆はやはりこの記事からで(笑)
結局インフルでないアレの後は全休でした。というか、今夜の試合は体調戻っていてももう行く気力失せました苦笑
来年は、体調整えて休場をなくしたいですね。
それでは3日早いですけど、グッドバイ1977,もとい2023
良いお年をー
こんにちは!
今年は自宅でおとなしく過ごしましょう。
元気となれば何でも出来ます。
来年もそこそこ活動出来れば良いかなと。
自分は今夜の忘年会をクリアすれば、あとは家でリラックスタイムですかね。
良いお年を!
グッドバイ2023。