根津甚八 / 火男 (紙ジャケ)
購入場所 ローソンHMV通販
購入価格 1CD¥2,625
備 考 オリジナル1982年、2012年最新リマスター、初CD化


現在は第一線から退いている俳優・根津甚八氏の1982年の4枚目のアルバムがめでたく復刻された。
発売はブリッジから。音源提供はポニー・キャニオン、そしてまさかの紙ジャケでのリリース。当時のキャニオン・レコードのロゴまで再現、そして大きい帯もちゃんと復刻しているのには評価高いです。某EMIより良い仕事、しております!
発売当時、このアルバムの存在を知っており、聴きたかったでのですがレコードなんか買えないし、もちろんレンタルレコードにも置いてありません。シングル・カットされたカヴァー「上海帰りのリル」はラジオから流れたのを憶えております。それから30年月日を経て聴いてみたら当時にしては画期的なレゲエ・アルバムなんですね。この音には驚きました。レゲエと言うと、ボブ・マーリィのイメージなんですが、そのようなレゲエではありません。じゃあどんな?と聞かれても文字で表わすのは難しい。プロデューサーの元ハプニングス・フォーのチト河内氏の言葉を借りるならクールな歌謡的要素を上手くミックスした感じか?ってもっとわからないよね。
当時はレゲエ・ミュージックはあまり日本に浸透していなかったようです。当時はジョー山中氏がレゲエ・ヴァイヴレーションと言うアルバムを作ったのは同じ1982年ですが、最初のアプローチはもしかしたら根津氏かもしれませんね。
録音は贅沢にも南フランス、ジャケットもフランスでの撮影です。当時はかなり人気あったそうですね。
バックも凄い、チト河内、石間秀機、クマ原田、リチャード・ベイリー、篠原信彦が参加。曲提供に泉谷しげる、BORO、大野克夫らです。
このタイトなリズムに根津氏のヴォーカルがとても合います、アレンジも洗練されちょっとお洒落感もございます。
いつも思うことですが、昔の俳優さんはレコード出す時も気合入っております。
このようなアルバムがこのCDが売れない時代に復刻は嬉しいですね。今思えば80年代初頭の日本の音楽ってやっぱりパワーがあってぐいぐい引き込まれますね。
興味ある方はまず聴いてみて!それしか言えないな。
収録曲
01 TAXI-DRIVER
02 MACHINE
03 野良犬 PART II
04 南回帰船
05 火男-HIOTOKO
06 宵待ち
07 上海帰りのリル
08 GINKA
09 ACTRESS
ボーナストラック
10 しゃんそん


こんなものが出ていたんですね。
当時「上海帰りのリル」をシングルで買いました。
B面が中嶋みゆきの「ピエロ」だったんですがボーナストラックにはないんですね。
アルバムはレゲエだったんだ。驚きです。
いつも前向きなこのブログが大好きです。
またいろいろ教えてくださいね。
泉谷氏の「光と影」、持っているのにレゲエの観点で聴いてませんでしたね(汗)
せっかく持っているので休日にでも聴いてみます。ありがとうございました。
73年ですと日本ではかなり早すぎたのでしょうかね。
リアルタイムでシングルを買われたのですね!
実はボーナストラックのしゃんそん(上田正樹作)が「上海帰りのリル」のB面曲だそうです。中島みゆき作の「ピエロ」は聴いてみたいですね。
このアルバムはたまたまHMVで色々アクセスして見つけたものです。
宣伝も大きく扱っていないようですね。このブログがちょっとでも役立てば嬉しいです。
>いつも前向きなこのブログが大好きです。
ありがとうございます!更新の力となりますよ。
このような知る人ぞ知るアルバムを紹介していきたいですね。

だから何度も聴いてます。
ジャケの雰囲気もいいなあ。好盤です。
根津さんはまだ何枚かアルバムあったと思うので是非復刻してほしい。
「シネマ横丁」が入っていたのは何でしたっけかな…?
また第一線に復帰してほしい人です!
カッコ良くて、心地よい、仰る通りでございます!
南フランスでの録音に根津さん、片手間で作っていない気合を感じますね。
ダウンタウンブギウギバンドの「シネマ横丁」を改題した「キネマ横丁」はショーケンが参加してますね。アルバムは「ル・ピエロ」です。
ライヴ・アルバムもあるのでこれを機会に復刻して欲しいですね。
また根津さんには俳優活動してもらいたいですね!