映画「海燕ジョーの奇跡」（1984年松竹・三船プロ）

到着日　　 2011年12月23日
購入場所 amozon.co.jp　
購入価格 1DVD￥2,156（定価￥2,940の27%OFF）
備　　　考 1984年松竹　監督・脚本：藤田敏八、製作：奥山和由、原作：佐木隆三、音楽：宇崎竜童
出　　　演 時任三郎、藤谷美和子、清水健太郎、田中邦衛、内藤武敏、五月みどり、正司歌江、原田芳雄、三船敏郎

世間で言う三連休は仕事で今日、明日が休みって複雑（笑）
昨日の夜中に観たDVDでございます。初DVD化作品ですね。時任三郎唯一のハードボイルド映画でございます。調べたらあの「ふぞろいの林檎たち」の後の出演なんですね。だから、当時はしがない大学生からヤクザの役をやるから違和感を感じたのでしょう（苦笑）

ストーリーはフィリピン人とのハーフの南風ジョーは些細なことから酔ったあげくのケンカが元で、弟分が射殺され、その復讐に相手の親分を射殺し、沖縄本島から与那国島～台湾～フィリピンへと逃亡するお話。先に紹介した「南へ走れ、海の道を！」同様、動機が些細すぎてそんな暴走からお話が大きくなりすぎちゃうんですね（苦笑）
ロケは沖縄、フィリピンとお金かけております。

共演はプッツンする前の藤谷美和子、最近表舞台に出ない彼女ですが、彼女の輝きはデビューから80年代だね。テレビドラマでは「池中玄太80キロ」の彼女は好き、「ゆうひが丘の総理大臣」の頃はかわいかったな～。この映画でも体当たり演技で脱いでおります。いいね～、この頃の藤谷さんは。

主演の時任三郎はハードボイルドやアクションはちょっと重荷かな～？後半はだんだんと役の板についてきた感じ。それにしても海燕ジョー君、警察に追われているのに沖縄本島での潜伏先に戻る時、目の前のパトカーでやっと警察の存在を知ったり、せっかく盗んだ大金をマニラのディスコの椅子にそのカバンを置きっぱなしで泥棒されるしと甘さが全開（笑）と突っ込みどころも満載です。

脇役陣では原田芳雄が目立って最高（笑）
役柄も裏社会を牛耳る怪しいマフィア？のような役。
この人の演技幅は凄いな～、脇役でも主役を食っちゃうそうな存在感はさすがです！

世界のミフネはジョーを与那国島まで小さい船で送る漁師役、美味しい役所ですな（笑）

今年は初DVD化となる昔の映画をたくさん観そうな予感です、しかも日本映画！3月発売の東映から出る「白昼の死角」も初DVD化で楽しみでございます。