ラッツ&スター / ソウル・ヴァケイション (紙ジャケ)
購入場所 amazon.co.jp
購入価格 11CD+1DVD+Tシャツ¥28,700(定価¥35,000の18%OFF)
備 考 オリジナル1983年、2010デジタル・リマスタリング、紙ジャケ、ボートラあり

久々にエイティーズ邦楽を紹介しましょう。邦楽も80年代で止まっているな(笑)シャネルズ~ラッツの歌謡DOO WAP、歌謡ソウルは好きでございます。まあ基本的に何でも聴けるんです、この年代までは(笑)
3月20日前後はナイアガラの日、今年はカヴァー集、来年はロング・ヴァケイションの30周年記念盤のようですね。今回はそのナイアガラの日をコアに攻めて、プロデュースに大滝詠一、ジャケット・アートワークをアンディ・ウォーホールが仕掛けたラッツ&スターの大好きなアルバムです。初の紙ジャケ化に、大滝氏自身のデジタル・リマスタリングで再発!シャネルズからラッツ&スターへグループ名を改名してのファーストですよね。
しかしながら単品発売ではないのですよー。

シャネルズ、ラッツ&スターは好きでデビューの「ランナウェイ」から好きでしたが実は77年ナイアガラからの「レッツ・オンド・アゲイン」で2曲歌っているんですよね。それ以来の付き合いでそして当時大滝氏の「イーチ・タイム」のレコーディング頓挫でスケジュールが空いた大滝氏に入り込んだ仕事だそうです。ブックレットに大滝氏の当時を振り返ったインタヴューが掲載されて、それが結構面白い。大滝氏のプロデュースで今の鈴木雅之が存在する、言わば鈴木雅之のヴォーカルの幅が広がったアルバムでもあるんですね。「イーチ・タイム」のレコーディングが頓挫していなければ・・・、今の鈴木雅之は居なかったかもしれません。
大滝氏はそれを、今まで蒲田、大森で飲んでいたヤツが麻布でも飲めるようになったと変な例えで語っております。ラッツの中でも指折りの名曲「Tシャツに口紅」の松本隆の詩に鈴木自身、違和感があったそうで、でも大滝氏から「お前の歌だから歌え」ってことになって、どうやったら表現できるか苦労に苦労を重ねて歌えるようになったんだそうです。
蒲田、大森と言うイメージで聴くと、だんだん都会に近づいてくるのがわかりますね(笑)アルバムの〆「Miss You」は洗練された都会のイメージですよ。最初のアレンジはスタックス系を意識したソウルフルな曲、つのだ☆ひろとのデュエットは正にサム&デイヴの世界、そして段々と洗練されてシティ・ポップとなっていくような、そんなアルバムです。
この大滝氏のインタヴューは面白いからナイアガラ・ファンは必読よ!
そしてこの箱に含まれているラッツのB面集まで大滝氏自身がリマスタリングしております。大滝氏のインタヴューを読みながらこのアルバムを聴くと、更にこのアルバムが好きになってしまったよ。大滝氏のリマスタリング、今の鈴木雅之のイメージを大事にしてリマスタリングしたそうです。箱だけではもったいない。単品でのリリースを希望したい。
収録曲
01 We are RATS & STAR
02 楽しき街角
03 今夜はフィジカル
04 裏切りの都会
05 One Dream Night
06 星空のサーカス
07 Tシャツに口紅
08 真夜中のダイヤモンド
09 女って・・・(ゲスト:つのだ☆ひろ)
10 Miss you
BONUS TRACKS
11 め組のひと
12 女って・・・(デモ・ヴァージョン)
13 楽しき街角(デモ・ヴァージョン)

実は僕もちょうどこのボックスを買おうかと悩んでいるとこなんです。96年の「夢であえたら」から好きになったので、全盛期のころを聞いてみたいなあと。けど、それにしてはちょっと高いですよね。Tシャツはいらないかなあと思うし・・・バラで売ってくれたら最高なんですけどねえ

デビューからかなり質の高いアルバムを制作しておりまして、またシングルB面集の「遊び感覚」(大滝氏曰く、B面ってあまり歌入れしていないからそこにミュージシャンの本音が見えるとのこと)が楽しいです。
仰る通り、Tシャツは要らないですねー。その分安くして欲しかったです。
>バラで売ってくれたら最高なんですけどねえ
SONYの邦楽紙ジャケですが、最近は箱もの一括が多いですよね。ストリート・スライダース、モッズ、一風堂、そしてコレ、ばら売りで少しでも多くの方々に聴いてもらいたいですね。僕もボックスを買いながらもばら売りは切に願ってます。
マーシーの件ですが、DVDやCDはなんとかクリアされたようですが、仰る通り地上波でも登場にはまだまだ時間がかかりそうですね。
クレジットをチェックしたら、結構マーシーは作詞で活躍されておりましたよ。
ラッツ再結成も壁があると思いますが、生きていれば必ずや実現することと思いますので、ここは焦らずじっくりでしょうね。

www.nhk.or.jp/songs/program.html