通勤時間は読書タイム〜本の紹介〜
著 者 志水辰夫
出版社 新潮文庫
購入価格 ¥250(定価¥619)
購入場所 ブックセンターいとう聖蹟桜ヶ丘店
勤務地が変わって、今まで徒歩通勤だったのが電車通勤となりました。そのため徒歩20分が4.5倍の90分となってしまった!朝起きるのも早くて、7:00だったのが5:30、あー今日も睡眠時間5時間弱か〜。
だからと言ってマイナス指向では面白くない、プラスに展開しよう。電車に乗っている時間が約60分、往復で2時間なら、本が読めるぞ。本を読めばなんだかすぐ到着する気がする。
ということで転勤して二ヶ月経ち小説をかなり読みましたよー。
今回、紹介するのは志水辰夫著「飢えた狼」
内容は、時は1980年頃、小さいボート屋で細々と暮らす元ロッククライマーが択捉島へ行き、ソビエト連邦要人を連れ出すと言う冒険小説。
択捉島ってあの北方領土の択捉島である、この北方領土を扱った冒険小説ってことで北海道ファンの僕は胸踊りました。一体どんな展開になるのだろうか?とにかく択捉島という固有名詞だけでもスケールが大きく感じる。今から3年前に実際観た国後島とか大きく感じたからね、尚更そう思います。
実際読んでみると、著者は実際北方領土に行ったのではないか?って具合に事細かく書かれている。千島列島特有?の自然描写はすごいです。
その島の自然風景が浮かびあがるので読んでるこちらも、ヒーローの気分になれたりして。ストーリーの択捉島から国後島を経て脱出する描写は圧巻、どうやって脱出したかは読んでみて〜。読みやすいので4日もあれば読めちゃいます。
それにしても安いね〜、¥250で北方領土を冒険出来るんだからね。これからも面白い本、紹介します。