足塚不二雄 / UTOPIA 最後の世界大戦
購入場所 復刊ドットコム通販
購入価格 1BOOK¥3,940
備 考 藤子・F・不二雄、藤子不二雄A共著 オリジナル1953年、小学館クリエイティヴ社発行
藤子・F・不二雄、藤子不二雄A共著で最初で最後の書き下ろし単行本「UTOPIA 最後の世界大戦」が初版オリジナル通りで完全復刻されました。オリジナルは58年経過した今でも残存10冊程度、価格は超レア価格で手が出せません。オリジナル通りに復刻し、現代の読者に読んでもらい、将来の読者に引き継ぐのがオリジナル復刻の目的だそうです。収納ケースを取り出すと・・・
1953年発行そのまま、鶴書房発行まで忠実に再現しておりました。ケースは藤子先生が希望していた原題UTOPIAを主題としており、オリジナルは鶴書房の要望?からかUTOPIAは副題に最後の世界大戦は鶴書房側が後から付けたもので、これが主題となってしまいました。表紙の絵は藤子F先生の絵ではなく、大城のぼる氏の絵だそうです。
その他読本(解説書)と初回出荷分付属のこのマンガに出てくるロボットのペーパークラフト付きです。
中身ですが、本格派SFマンガで採用されましたが・・・、
最終ページには鶴書房側の独断の改ざんで他のマンガ家の絵に差し替えられたり・・・(藤子F先生所有のオリジナルはこの絵に×が記されているとか)
単行本の半分には、作者不詳の「覆面団」がカップリングされてました。ちなみに現在もこの作者は不明だそうで、発行の小学館クリエイティヴ社が情報提供を呼びかけております。
内容は現在でも通じてありそうな21世紀のお話、本当にこれからありそうな世界大戦が描かれております。
絵とストーリーは手塚治虫先生の影響が見られますね。ここから手塚先生の偉大さも伝わる。
若い頃から警鐘を鳴らしていたのですね。確かに人間が一番進歩していないかもしれませんね。同じことの繰り返しですからね・・・。耳が痛いですね。
値段はこれからの世代に引き継ぐにはちょっと高い値段ですが、超レアマンガがこの値段でしかも藤子先生の作品と思えばこれは安いと思います。
ちなみに、この「UTOPIA」、今月から配本の藤子・F・不二雄大全集第3期にて来年の9月に発売されます。UTOPIAが読めれば良いや~ってファンはそちらをどうぞ!
本当はどのようなエンディングにしたかったのか?真のオリジナル、藤子先生の真に言いたかったことを知りたいですね。
でもちょっと厳しい価格だったんで、大全集でのリリースは嬉しいっす…来年9月ね、うふ♪
しかし、ホント本当のラスト知りたいよね…う〜む
貸本スタイルそのままのオリジナル復刻は凄いです!小学館クリエイティブさすがです。
手塚治虫先生の影響が強く出ており、現代にも通じるストーリー、初めて読みましたがとても面白かったですよ。
そうそう、今月は第3期第1回配本で新オバQの登場ですよ!
未収録作品も多く収録されるみたいです!
併せて発売しています